【霊感】見えすぎて何が悪い【実話】 (ページ7)

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結果発表！and最悪じゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁ!! ページ7

お前が殺したんだよ。

それは。

満「今までの厄の中で、お前が一番最悪だな」

そりゃどうも。

満「目を会わせたら死ぬとか…うちの一族に最適かもな」

殺し屋かなにか？

満「そうは言わん」

あっそ。

私、寝るからね。

満「おう。寝ろ寝ろ」

翌日

うん。良い朝だ。

しかし、一つだけ気になることがある。

直「何故に双葉が布団に入ってきてんだよおらぁ!!」

葉「にゅー……眠いよー……直樹、暖かいのに胸無さすぎだよー……でもだいじょ」

直「こんの××野郎がぁぁぁぁぁ!!」

葉「ごめんなさい許してください」

直「よろしい。てか、アンタ朱鈴と同じ部屋だったでしょ？なんで朱鈴に止められなかったの？」

朱鈴とは、まぁ、私の友人です。

霊感とかは全くありませんが、クラス中で一番のマッドだからか、気が合いました。

葉「朱鈴もいるよー」

朱「さっきからクローゼットでな」

直「服着ろ阿呆ぉぉぉ!!」

なんで上半身に何にも着てないんだよ！

外人か!?

兼「てめぇらうっせぇ!!直樹は早く茶の間行け！」

もはやカオス。

カオス以外に言い方が見つからん。

母屋にて

直「で、決まったんだ。当主」

輝「あまり悩んだりはしてないんですけどね」

赤「どうせ意地張ってんのは大阪くらいだし」

宮「お前ら！本来ならばため口なんて……クソッ」

輝兄と赤羽姐さん、宮という、遠縁の親戚です。

青森とか鹿児島からも来ているはずなんですが、発表でしかないのでいないようですね。

あとは新潟の充。

私の弟分みたいなやつ。

そして、祖母でございます。

祖母「結局、どう考えても厄が当主にならないのはおかしいとなったんだ」

兼「つまり、直樹ってか……？」

祖母「そうだね。兼続とタツヒコには悪いけれど、そういうことだ。ま、兼続は漁師継げば良い。それに、お前は霊に触ると命に関わることさえあるんだから」

そういえば、兼続は霊に耐性が全くないために、死にかけることがしばしば。

そういう意味では、これが一番よかったのかも。

……数週間後、兼続が母親から見放されて私の兄として養子にやって来るということ。

そんなことまだ知らなかった、春休みのお話。

これにて終了。