【霊感】見えすぎて何が悪い【実話】 (ページ2)

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ヤバイ、金森が頼もしい。ページ2

駄目だ。

死なせるかもしれない。

自分のことをわかってくれる奴等を失いたくない。

でも、今回だけなら…

良いのかな？

誰も怒らない？

金「双はさ、見えるから色んなことに巻き込まれたんだろ？俺は見えるから巻き込まれないように生きてた。同じ見えるでも、双は優しいから自分で巻き込まれる方向に行っちゃうんだな。それってスゴいことだよ。解決しようって頑張れるんだから」

直「…ありがとう」

金森か…うん、人間のなかで一番すごいやつかも。

力もだけど、説得力がある。

葉「作戦は？智下」

智「うん、イザが最初に建物の窓を割って…」

智下の作戦

・双葉が窓を全部割る。

・足早三人組で窓から入る。

・玄関の鍵を開け、みんなで入っていく。

・祓い屋を神社まで連れ出す。

・あとは、ヤマガミに任せる。

智「という訳だけど…良いね？」

荒いが…良しとしよう。

葉「良いんじゃね？」

金「うん、やろう」

沙「ヨッシ!!一時間後にやろう！」

「「「「え」」」」

という訳で、一時間後。

彰「イザ、任せた…！」

葉「はいよ!!」

バッコーン

あらら、割っちゃった。

？「キャー！？」

ん？

この声・・・

女「教祖様ぁぁぁ！」

あのクソ女？

ざまぁ！

？「誰だ？霊能力を感じるぞ」

あらかさまな言い方。馬鹿なの？

？「お前か」

直「アンタさ、この町で見えてるなら、わかるよな？霊を利用したら、死んだあとに容赦されないって」

？「利用？活用の間違いだろ？私は救ってやったんだ。死人を崇めて心を癒していく人間を」

嫌いだな。自分は人間じゃないみたいな言い方は。

直「なぁ、勝負しないか？お前を見ていたら、腹が立ってきた…なんでもいい、お前を消せるくらいのことでやりたい」

？「君が？君のような少年が、霊能力を使って勝負か…」

少年じゃねぇよ。少女だよ。

？「なら呪い合うかい？君はそっちの方も出来るんだろ？」

直「よくお分かりで。一週で片付けてやんよ」

？「では、本名を名乗ろうか。私は千船(仮名)」

直「私は直樹」