15.1人でのご飯は美味しくない ページ15
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目を覚まして、目に光が差し込む。
眩しさに目を細めて
視界がクリアになったとき
寝てしまってたことに気が付いた。
フローリングの上で寝てしまってたから、体が痛い。
そのフローリングの上には
少し水滴が落ちていて
その水滴は、私の目の横にも少しついていて
少し渇いて、私の肌に張り付いてる。
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ものすごく長い間寝てた気がする。
ぼんやりとそう考えるけど
時計をわざわざ見ようとも思えず
またその場のフローリングに転がる。
そうすると、見るのを諦めた時計が勝手に見えて
ああ、ご飯の時間だなあ・・・・と思った。
冷蔵庫に何か残ってたっけ。
卵やお肉、野菜ももうダメになってるかな。
パンとかも賞味期限どうやっけ。
まあ究極、保存食とか開けるか
ああでも、スーパーに買いに行こうかな。
若いうちはちゃんとしたもの食べないとって
お母さん言ってたし・・・・・・・・・
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貴「・・・・・・・・いっか。」
どうせ1人で食べるんだ。
それなら別に、腐ってなかったら美味しくなくてもいいや。
ていうか、お腹すいてないし。
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貴「何も・・・食べるもの、いらないや。」
渇いた口内も潤わさず
また、瞼を閉じた。
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作者名:桜翔 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2017年12月16日 21時