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「帰る時に寂しくないように、俺を突き放してるの？」
１番容易に出た
あり得る答えをAに聞くと
Aは、「そういうことにしといて下さい」
とだけ、返事した。
「それって、絶対に違うやつじゃん。」
「違いはしませんよ。」
「じゃあ、１番の理由は違うんだよね。」
そういっても
その後に、教えて、と続けても
Aはその質問の答えは言わず
「だって、思い出があると、一人でいるとそれが思い出されちゃって、研究所に戻るのしんどいじゃないですか。」
ただ、
便乗した俺の答えの信憑性を上げようということだけ、言葉にした。
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「研究室には行かなくて良いよ。」
「はい？」
「Aの家は、俺の家なんだから。帰る場所は、ここでしょ？」
「・・・何言ってるんですか。動かない人形と過ごすつもりですか。」
「いいよ？」
「よくないですから・・・」
「でも、Aが消えちゃうよりかは、何百倍も良いよ。」
.
.
「俺、Aの事好きだよ。」
仮にもロボットへの告白なんて
一世一代な大きなものなはず。
それなのに俺は、このタイミングで
何も考えないまま、そう言ってた。
伝えるというより
確認するように。
Aは、驚いた様子を見せて、笑ってくれたけど
でも、それ以上に
ものすごく
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泣きそうだった。
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★ - 1【帰ってくる言葉が無くて】→返ってくる言葉、 12【いつも以上に丁寧のな言葉を】→「の」いらない と思います。 (2019年12月15日 0時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
★ - 15【言葉も選ばずに言っっちゃったんだ】→言っちゃったんだ、 49【開いた窓から風入ってくる。】→風が入ってくる だと思います。 (2019年12月14日 23時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
山田なぐ - 胸がキュッと締め付けられるような切なさなのにどこか暖かく、ボロボロ泣いてしまいました…！"ロボット"を通して主人公が変わってゆくストーリー性も凄く好きです…！！ (2017年9月3日 23時) (レス) id: 1b19e65de3 (このIDを非表示/違反報告)
そうぽぽ(プロフ) - すごい良かったです！私も最後鳥肌たちました…泣きそうになりました…！ (2017年8月27日 20時) (レス) id: f38caf65e4 (このIDを非表示/違反報告)
しょりか ◎(プロフ) - 最後鳥肌立ちました ！ (2017年5月30日 16時) (レス) id: d818e1ff64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜翔
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/drss1/
作成日時：2017年3月24日 23時
