アネモネの熱 【赤】

２０．超絶イケメン登場 ページ20

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サッカー部の出し物って言っても


ただの休憩所みたいな場所らしく



ジュースを置いといて、机並べて


ご自由にどうぞー、って感じで


私は飲み物無くなったら補充するくらい。





何より、外に行ったら屋台あるし


中にももっと凝ったコスプレ喫茶とかあるから


めったに人は来ないから








貴「ひまー。」

望「それなー！」

貴「声でかい。」





椅子の背もたれにもたれかかって


しょうもない話をずっとしてる。



係一緒なん小瀧でよかった。


仲良くない人とずっと二人っきりとか耐えられへん。








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ちゃんと座りなおそ、と


少し腰を上げた時


上から影がかかった。



その影は、やけにでかくて


え、いつの間に小瀧前に来たん？と思って


見上げると。








・・・・・・・・・・・・超絶イケメンがいる！？！？









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イケメンさんは小瀧の方を見て


にーっ！って、気を許した人に向けるみたいな笑顔を見せる。







流「おっす望。」

望「何来てんの流星！？」





まるで小瀧は


恥ずかしいから来てほしくないけど


何だかんだ会えて嬉しい彼女みたいに



口角が上がってるのを隠し切れないまま


「来んなって言ったやん！」と叫んだ。

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