４０．太陽 ページ42
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舞「私はマシだよ。せいぜい１年だもの。可哀想なのはAちゃん。」
重「は？何でそこでAの名前が出てくんねん。」
舞「そこそこ経験あるのに何でそこ鈍いのよ・・・ていうか私が言うことじゃないし。」
ここまで本音を出すと
今まで少し女の子らしくしてたのか
喋り方が少し乱雑になってくる。
ああそれも
さっき言ってた、「努力」の中に入ってんのか。
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これ私が言っていいのかな、と言いつつ
案外あっさりと
舞「Aちゃんはずっと大毅の事が好きだったよ。」
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ストローが入ってるのに
グラスを手でつかんで持ち上げて
氷が解けて薄まったコーヒーを飲む。
グラスについた水滴が手を伝う。
喉は、渇いたまま。
重「そんな訳、」
舞「分かりやすかったよ。大毅といる時の顔。」
Aは俺といる時、どんな顔してた？
普段は？
彼女の話してる時は？
恋バナした時は？
俺はAの、何を見てた？
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重「なあ舞。」
舞「ん？」
重「俺って、太陽みたい？」
いきなりそう聞いたのに
驚きもせずに
何のつっかえもなかったみたいにその言葉を飲み込んで
そうだね、と答える。
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舞「明るくて、大毅がいるだけで周りがきらきらして見えるよ。」
重「・・・ははっ、俺光源？」
舞「でも、眩しすぎる太陽は、時に人を傷つけるんだよ。」
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ゆりあ(プロフ) - 流れな星さんのコメントを読んで、もう一度読み直して気づいた、4人の嘘。初めから仄めかされていたのですね．．．個人的には、あの｢嘘｣について書かれた、オープニングとも、エンディングともなっている部分が一番好きです。 (2018年4月17日 7時) (
レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - 構成もしっかりしていて、この番外編で紐解かれていく事実に、切なくも暖かくなりました。読んでいて全く飽きなくて、楽しくて、愛しくて、凄くいい時間を過ごせました。素敵な作品、ありがとうございます。これからも、ご活躍を期待しています。頑張ってください！ (2018年4月17日 7時) (レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
うどん♪ - 面白かったです。小説の才能?みたいなのあると思います。終始すごいなあ面白いという言葉しか出てきませんでした。また、西畑君の良かったら書いてください。待ってます。(｀・ω・´) (2016年12月26日 15時) (レス) id: 3749327067 (このIDを非表示/違反報告)
流れな星 - よかった当たってた！桜翔さんの作品、大好きなんです。またいつか、西畑くんのお話書いてください！(#^^#) (2016年9月3日 16時) (レス) id: 6ec4e38795 (このIDを非表示/違反報告)
桜翔(プロフ) - 流れな星さん» 大正解です。笑 ありがとうございます。これからも頑張ります！ (2016年8月31日 12時) (レス) id: ea31aed9ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜翔
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2016年7月16日 22時
