嘘をついてでも傍にいる ○o。.~Extra edition~.。o○

３４．考えたくない ページ35

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イヤホンの音楽からは、明るい外国のラブソングと思われる曲が流れてた。


友達のおすすめで、勝手にいれられたやつ。


良さはわからへん。





あいつ、勝手に人のスマホ触るねんもん。


この前LINEのアイコンまで変えられたし。


一応無害っちゃあ無害とはいえ


いつか変なウイルス入れられるんちゃうか。ロック頑丈にしよかな。


・・・・・・でも頑丈にって、どうやるんや？






・・・・・・なんて


対して興味ないねんけど。









何だか、何も考えたくなかった。


しょうもないどうでもいいことで気を紛らわしたかった。









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そうしてると


・・・・Aを見かけた。





今日は西畑君おらへん。


・・・・・でも、か、だから、か、


どこか調子が悪そう。







どうしよう、と思いつつも


いきなり素っ気なくなるのも変やから





「いつも通り」に、話しかけた。








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耳からは、外人の「I love you」が流れ続けてる。







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肩を叩いて


どうしたんため息なんてついて、て話しかけると




あ、と俺を認識して、表情を少し明るくさせた。






貴「最近よう会うなあ。」

重「そうかも。最近サークルあんま行ってへんのもあって帰る時間同じやもん。」

貴「ん？そっか。」









重「風邪治った？」

貴「うん。」

重「俺見に行った時、つらそうやったし。」



そう聞くと、何故か不思議そうな顔をされて。






貴「あれ？お見舞い来てくれたん？」

重「うん・・・何で？いつも行ってるやん。」

貴「あそっか。でもマイさんが多分行ってないって言ってたから。」

重「・・・舞？」






舞の名前に


更に不信感が募った。

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