２５．前売り券 ページ26
.
それからAがやけに舞と仲良くしようとして
何か違和感？普通は照れ臭いみたいな気持ちなんやろうけど
これ以上Aと舞を話させたくなくて
何かちょっと無理やり、舞を家に連れてった。
.
玄関に入って
舞の「痛い」って声が聞こえて
俺が強引に引っ張ってた事に気付いた。
俺は、何に焦ったんやろうか。
舞「ねえ、Aちゃんって、ずっと言ってる幼馴染だよね・・・？」
重「え？おん、せやけど・・・」
舞「何か、雰囲気変わった？何か、前見た時と印象違う。」
重「うっそ。」
さっきのAを思い出す。
表情くるくる変わってて
俺の事を、何故かだいちゃんって呼んでて
いつも通り。
・・・・ああ、でも。
.
重「・・・・髪、伸びてたな。」
.
.
舞「大毅、専門書ってこれ？」
重「そうそう。」
舞「・・・ねえ、土日って暇？」
重「何でー？あ、でもどっちかはAと出掛けるし。」
舞「え、２人で？」
重「そう。あいつあざといねんて。この映画見たいねんな。でもやってる映画館遠いし駅から遠いねんな。車で行きたいな〜って。」
舞「・・・へえ。」
ちなみに映画ってのも
最近ませやがって。まあでも女子高生やもんな
少女漫画か何かが原作の、むず痒い話。
まあでも、喜んでほしいし。
この前映画館近く寄る時に
Aがその映画の話を楽しそうにしてるの思い出して
普段めったに買わない、前売り券なんて買ってみた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 523人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆりあ(プロフ) - 流れな星さんのコメントを読んで、もう一度読み直して気づいた、4人の嘘。初めから仄めかされていたのですね．．．個人的には、あの｢嘘｣について書かれた、オープニングとも、エンディングともなっている部分が一番好きです。 (2018年4月17日 7時) (
レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - 構成もしっかりしていて、この番外編で紐解かれていく事実に、切なくも暖かくなりました。読んでいて全く飽きなくて、楽しくて、愛しくて、凄くいい時間を過ごせました。素敵な作品、ありがとうございます。これからも、ご活躍を期待しています。頑張ってください！ (2018年4月17日 7時) (レス) id: 45a22d77c5 (このIDを非表示/違反報告)
うどん♪ - 面白かったです。小説の才能?みたいなのあると思います。終始すごいなあ面白いという言葉しか出てきませんでした。また、西畑君の良かったら書いてください。待ってます。(｀・ω・´) (2016年12月26日 15時) (レス) id: 3749327067 (このIDを非表示/違反報告)
流れな星 - よかった当たってた！桜翔さんの作品、大好きなんです。またいつか、西畑くんのお話書いてください！(#^^#) (2016年9月3日 16時) (レス) id: 6ec4e38795 (このIDを非表示/違反報告)
桜翔(プロフ) - 流れな星さん» 大正解です。笑 ありがとうございます。これからも頑張ります！ (2016年8月31日 12時) (レス) id: ea31aed9ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜翔
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2016年7月16日 22時
