１９ ページ46
.
唇が離れて
頬を押さえつける手も無くなって
それでもなお残る感覚。
そして耳に残ってる言葉。
体中が熱くなる。
もちろん顔も。
そうすると、また目がじんわり潤んでくる。
.
大「何でまた泣くわけ！？」
貴「だって、好き、とか・・・・」
大「・・・・てか気付いてると思っててんけど。好きでもないのにわざわざ関係繋ぐ理由ないやん。もっと上手くやるわ。」
親指で、ぐいっと涙を拭う。
若干雑い。ちょっと痛い。
貴「・・・・・泣けるほど、先生のこと好きなんです。」
.
.
大「・・・やから先生って言うのやめろ言うたやろ！」
貴「・・・え、雰囲気ぶちこわし！」
大「キス以上の事したいっていうのに駄目って言われてるみたいやんけ！」
貴「まあ駄目ですけどね！」
大「何それ生殺し！？」
貴「・・・こっちだって卒業するまで女子生徒にモテてるとこ見ないとだめって結構つらいんですけど！」
そう言うと
しれーっとした目で私を見る。
あ、信用無いなって思ったな。
でもこれ、信用とかそういう問題じゃないから。
気持ちの問題だから。
.
大「・・・・じゃ、取られないよう、お前のものってシルシでもつけとけば？」
１つワイシャツのボタンを外して
誘惑するように、首筋を見せる。
ためらいながら、首筋にキスして
そのまま吸い付いて
彼に自分の跡がついたのを確認して離れようとすると
ぐいっと後頭部を持たれ
その刹那、首筋にチクリと痛みが加わった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 384人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こまち*°(プロフ) - 重岡先生最高です！！10点満点の星1000000回くらい押したいくらいです！！これからも頑張ってください！！ (2016年6月26日 8時) (
レス) id: d2252d4e83 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - お疲れ様でした！重岡先生大好きでした！楽しかったです！！ (2016年6月26日 6時) (レス) id: 96a4d3dc4b (このIDを非表示/違反報告)
梨々子(プロフ) - お疲れ様でした！重岡先生大好きだったので、最後まで楽しく読めました！ (2016年6月26日 0時) (レス) id: 8b6a1253db (このIDを非表示/違反報告)
べる(プロフ) - え、しげのって短編集のやつ… (2016年6月8日 23時) (レス) id: ed26bf2fee (このIDを非表示/違反報告)
S。(プロフ) - しげとしょりぽん！！！！うちの好きな２人や！！！めっちゃうれしい！！！！！！！ (2016年5月4日 14時) (レス) id: 6ad304c781 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜翔
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2016年5月3日 21時
