Dr.SnowMan

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翔太先生も大我くんも、康二くんも私が落ち着くまで抱きしめて声をかけてくれた。

康二くんは毎日来てくれてたけど、帰ってしまうと寂しくて怖くて不安で。

翔太先生が内科に来てくれないかなあ、なんて心のどこかで思ってみたり。


だから、今日背中越しに翔太先生と大我くんが来てくれて安心して。




渡辺『A、小児科に戻ろうか。

担当を内科の先生じゃなくて、俺に戻してもいい？』

思いがけないことを言われて、涙がひっこむ。

渡辺『正直、今のAを内科においとくのは俺はすごい不安なの。しんどい時にしんどいって言えないのは、疲れちゃうでしょ？

だから、俺もきょもも、知ってる人が沢山いる小児科に戻ろっか。』

『……ん、せんせ、ごめん、』

渡辺『先生がしたくてしたことだから、ごめんは聞きたくないなぁ。笑』


それから、本当に翔太先生に担当を戻してくれた。


翔太先生はご飯や薬も、食べやすいものに変更してくれて少しずつだけど食べられるようになった。

そして何より、自分の思っていることを言っていいんだよ、といつでも聞いてくれる。

心が少し楽になって、前みたいに笑えるようになった。


翔太先生はわたしのスーパーマンだ。


Fin.

なんとなく、しょっぴーの小児科医はこうじゃないだろって思った人もいると思ったので、この後もうひとつ短編ですが、しょっぴーをつけたいと思ってます！

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