来良学園の転校生は狂犬でした (ページ7)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:6,077 hit

帝side ページ7

正臣との登校中...
ちょっと前で歩いてる人を見つけた。
雪斗が音楽を聴きながら歩いている。
相変わらず、かっこいいなと思った。
本人的にはビジュアルとか
気にしない...らしい？

正臣が不意に
正臣「あいつ何であんなに見た目良いのに
無愛想何だろうなw」と言い出した。
「確かにね...でもそういう所含めて
女子達が好きそうだよねw」
正臣「だよなー。イケメンくんだもんなー」
「走って雪斗の所行こうか」と言うと
正臣「突撃！前のイケメンくーん！」と
突っ走っていく。
僕は「待ってよー！！正臣ー！！！」

ようやく正臣に追いついた...。
正臣「やぁ！今日も無愛想だね！雪斗！」と
相変わらずの調子で話し始めた。
雪斗は「...うるせぇ...」と無言の腹パン...。
最近、雪斗はちょっと前に比べて
無愛想だけど優しくなった気がする。
正臣に腹パンをしつつも、
ちょっと前に感じた威圧的な態度は取らない。

僕は「おはよう！雪斗！」と挨拶すると
雪斗「おう！帝！」と満面の笑み...。
イケメンの笑顔...眩しい...。
僕達は登校した。

教室に入ると僕達を...いや、雪斗を
女子達が見つめてきた。
雪斗は嫌そうな顔をした。
正臣はいつもの様にナンパを始める。
そんな、正臣をスルーしながら女子達が
僕達の所に来て雪斗に...
女子「紀田くん達と仲良いんだね！」と。
雪斗は横でだから？と言うような顔をしていた。
女子「今度！遊びに行かない？」急すぎる...。
雪斗は不意に
「嬉しいけど...俺こいつらが居るから」と
僕と正臣に腕組みをして来た。
...そして
雪斗「俺は二人がいればそれでいいんだ」と
言いながら女子達に平然と言い出した。
かなり驚いた...。
本人は何とも思ってないらしく、
「正臣、帝行こうぜ」と女子に
社交辞令かのように手を振りながら席についた。

正臣が小さな声で
正臣「イケメンかよ...」と呟いた。

雪斗には聞こえない声で。