7．君は"普通"のままでいて ページ8
健太「何か髪の長い子でさ、着物なんて着てるし...もしかして俺、見ちゃった...？」
信乃「お前もう帰れ。んでもう二度とここに来んな、森にも近付くな」
弑揺「その方がいいよ。絶対、健太のためになる」
荘介「そうですね。関わり過ぎた様です。今日は俺が家まで送るよ」
健太「はあ？何急にわけわかんないこと言ってんだよ、信乃...荘兄も......弑揺！」
荘介「信乃の言う通りだからです。もうここに来てはいけません。...森にも金輪際俺達に関わらないでください」
健太「わけわかんねぇ！！二度と来るかよ、こんなとこ！！！」
出ようとするがそれを引き止めようとする。
荘介「健太、ちょっと待て。家まで送るって言ったろう？」
健太「一人で帰れる！！ついて来んな！！」
やっぱりあいつの方がガキンチョだ。自分が理解できなければ怒鳴り散らす...まあ、それが"普通"なんだろうけど。
荘介「信乃、弑揺。俺が戻るまでここで大人しくしていてくださいね。一人で勝手に森の奥には行かない様に」
信乃「早く行けよ」
弑揺「ガキの機嫌取りは時間かかるよ」
荘介「知ってますよ。信乃と弑揺もグズると長いから」
荘介に向かって信乃は本を投げ、弑揺はクッションを投げるけど扉が盾になり当たらなかった。
信乃/弑揺「...アイツ、いつか絶対泣かす！！」
じい「―――まあ子供は勘が鋭いモンじゃがあの坊はちと難儀じゃのう」
信乃「うわっ！！」
弑揺「ぎゃっ」
突然現れたじいちゃんに驚く。
信乃「じいちゃん、いつからそこに...！？」
じい「儂ゃずっとここにいた」
弑揺「神出鬼没だ...！」
信乃「もっと何かアクションねぇのかよ！？」
じい「無理じゃ、もう年でな」
信乃「5年前から同じセリフ聞いてんぜ？ジジィはいつからジジィなんだ？」
弑揺「つーかこのジジィ一体いくつ...？」
信乃「―――で、難儀って何が？荘介が上手くなだめるだろ？」
じい「あの坊はちと近づき過ぎた。お前達に近づくのは境界線に近づくということ。普段は気づかず済むものを気づいたら気になる踏み越えたくなる。向こう側にとっては格好の獲物じゃな。信乃、お茶おかわり」
信乃「今日のはスッポンの代わりにマムシだぜ...？」
弑揺「うわあ...僕は無理。想像しただけで......やばい」
・
健太(何だよ何だよ三人して！！おまけに何で荘兄は信乃と弑揺の言いなりなんだよ！！)
首にかかってた十字架を投げ捨てる。
健太「クソ...っ！！"友達"って言ったのに...！！」
8．生理的に無理なので断固拒否します→←6．僕達みたいになるのは嫌だ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルイナ(プロフ) - 八犬伝大好きです！続き楽しみにしてます！この作品のオリキャラももすごく好きです！続きが見れたらいいなと思います！これからも頑張って下さい！ (2018年6月23日 23時) (
レス) id: 29bcf3ece3 (このIDを非表示/違反報告)
宇津(プロフ) - Teke Raさん» ありがとうございます！頑張りますねー！ (2016年9月9日 7時) (レス) id: 5af3d71995 (このIDを非表示/違反報告)
Teke Ra(プロフ) - 私は八犬伝が好きです！要や現八や毛野さんが好きで出来たら絡ませてほしいです！更新楽しみにしてますね！！！ (2016年9月9日 1時) (レス) id: 8e388015a4 (このIDを非表示/違反報告)
宇津(プロフ) - ミスウェル・ブラッティーネさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2016年8月7日 11時) (レス) id: 5af3d71995 (このIDを非表示/違反報告)
ミスウェル・ブラッティーネ - 初めまして。続き楽しみにしてます。頑張ってください！ (2016年8月7日 11時) (レス) id: 77869ffd6c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宇津 | 作成日時：2016年7月13日 1時
