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HR「…言い逃れする気はありません｡全部､話します」
HC「ヒュリ」
JM「…今の､なに？」
JS「…ヒュリ､知ってて代わりにしてたの」
周りに集まっていたメンバーたちは､ぶつけようのない思いを抱えていた｡
廊下にいた二人には大体聞こえていたらしい｡
RJ「…集まって､なにしてんの」
JN「…深刻な話？」
CL「……ヒュリや､なんで泣きそうなの？」
HR「いい機会ですね｡馬鹿な演技は止めにしましょうか｡彼女と私の全部をお話しします」
ヒュリは息を整えながら彼らと真っすぐに目を合わせた｡
決意と裏腹に零れた涙を､気にする者はいなかった｡
＊＊＊＊
レコーディングも終わり､プロらしく全てを終えた彼らは宿舎のリビングに集まっていた｡
ヒュリは､息を吸って彼らに言葉を投げた｡
HR「…私は､ハンヒュリです｡皆さんとは練習生の頃にしかあっていません｡チョンロと､ロンジュニオッパとは面識が無かったと思います｡皆さんがこれまで一緒に笑い合い､切磋琢磨してきたヒュリは私じゃありません｡既にご存知かと思いますが､ヒュリは入れ替わっています」
彼女は､震える声を抑えるために深呼吸をする｡
それを見る彼らは苦しそうに顔を歪めているが､誰も彼女が話すことを止めたりしなかった｡
HR「彼女は､キム･Aと言います｡私とは正反対でした｡人見知りなんかしない､太陽のような女の子｡でも､彼女は私の為に影になりました｡話すことが好きな彼女から､それを奪いました｡私が人見知りだから､そう振舞うようにって｡彼女の全ては私に共有されました｡アクセサリー然り､キーホルダーも何もかも｡彼女が自分を持つことは許されていませんでした｡私と入れ替わった時に少しでも違和感があってはいけないからです」
JM「…写真は､俺らだけで共有してた写真は？」
HR「入れ替われるほど似ていれば､問題なんて無いでしょう｡実際にファンの方は分かっていません｡皆さんのように一日中一緒にいるわけじゃないですから」
JN「…A､それが本当のアイの名前なの？」
HR「はい｡彼女のご両親にも申し訳ないことです｡私の為に彼女の人生と名前を奪いました｡彼女は完璧でした｡私と面識のある皆さんは少しだけ違和感があったかと思いますが､それもすぐに解決させました｡そして沢山のファンに､皆さんに愛された｡入れ替わった時にすぐに気づいたのなら､それは私が彼女に及ばなかったということです｡努力が足りなかった､それだけです」
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su4a54fpds(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。 (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 93a8daf531 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！！！ (2019年11月8日 7時) (レス) id: 034759dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱーむむさん» ありがとうございます！！雑な終わり方で申し訳なかったです…！続きは内容を考えてみますね！近いうちにどっちかが上がると思いますので､楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - かんめいさん» コメント助かります！！二人の小説は確かに少ないですよね…！個人的にはチソンくんの方が書きやすいので､チソンくんかなぁ…と｡続きは内容を､考えてみます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむむ(プロフ) - 毎日更新されるの楽しみにしながら見てました！ このお話の続きも見たいです！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 9e8d1002e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2019年8月15日 4時
