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動画が終わって､ヘチャンがいそいそとスマホをしまう｡
JM「…え？これを､俺らに共有しない気なの？」
HC「当たり前だろ！」
RJ「…いや､ヘチャナ…それは無いわ…」
HC「なんでだよ！チソンとチョンロが共有しなくても怒んないのに､なんで俺だけ！」
JS「…俺がヒュリに可愛いって言われた日も､こんな笑顔浮かべましたよ｡すっげー可愛かった｡それを動画で見られたらって思ってたんです｡ヒョン､くださいよ」
HC「…え､待って？その前に気になること言ったよね？なに？お前､ヒュリに可愛いって言われたの？」
JN「俺らもびっくりしたよ｡愛情表現だって言って､チソンに」
HC「はぁぁぁ…？ずるくねぇぇぇ？」
JS「…もう一個､ヒュリに他言無用だって言われてたことがあるんですけど…」
CL「チソンばっかりじゃん！」
RJ「なんて言われたんだ？」
JS「これも､その日の出来事なんですけど｡あの日､俺とヒュリが最後に車を下りたんですよ｡ヒョン達は先に行ってて､で俺が肩を組んだら本当は違うんだって言うんです｡何がって聞き返したら､みんなが好きだってことだよって言いだして…」
JM「あまりの愛おしさに悶えそう」
HC「…違う､って何なんだろうな」
CL「ヘチャニヒョン､何ですか？」
HC「だって､いきなりじゃない？本当は違うんだって言うような話してたの？」
JS「してない､ですね｡でも､車内でヒュリが俺のことを､うるさいモッチソンって初めて言って…それのことだったのかな？でも､それにしては…なんだか…」
HC「…きっと､そうだ…俺らに言ったんだ｡本当は違うって､気付いてって､でも言っちゃいけなかったんだ…！」
ヘチャンが興奮気味に言った｡まだ理解できていないメンバーには？が浮かんでいる｡
JN「どういうこと？」
HC「俺らの直感を信じるなら､ヒュリは―――二人いるんだよ」
空気がピリ､と動いた｡それは皆も考えていたことで､誰もが口に出せなかったことだった｡
自分たちがたった一人の存在と確信しているだけに､夢のような話だと鼻で笑いたくなる｡
だけど信じてしまうような出来事が今起こっている｡
JM「…そうだとしたら､もう一人のヒュリはどうなるんだよ｡お役御免で消されるなんて､あまりにひどいだろ！」
JN「……それでもヒュリは､全うしたってことだろ」
どれほど､苦しいだろうか｡
何度も密かに訴えていたのかと思うと､胸が痛い｡
たった17の少女が背負っていた残酷な運命｡
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su4a54fpds(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。 (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 93a8daf531 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！！！ (2019年11月8日 7時) (レス) id: 034759dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱーむむさん» ありがとうございます！！雑な終わり方で申し訳なかったです…！続きは内容を考えてみますね！近いうちにどっちかが上がると思いますので､楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - かんめいさん» コメント助かります！！二人の小説は確かに少ないですよね…！個人的にはチソンくんの方が書きやすいので､チソンくんかなぁ…と｡続きは内容を､考えてみます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむむ(プロフ) - 毎日更新されるの楽しみにしながら見てました！ このお話の続きも見たいです！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 9e8d1002e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2019年8月15日 4時
