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変わらない日常に､淡々と順応してしまうようになった｡
レコーディング前の練習を生き生きとしてこなす彼女に微笑ましくなる｡
嬉しそうに笑みを浮かべながら､綺麗な声が伸びていく｡
練習生の頃に圧倒された歌声が､懐かしく響く｡
JS「……ヒュリや､また上手くなったんじゃない？」
HR「そうかな？ありがとう！」
昔の彼女みたいに､人見知りをしなくなった｡
普通の友達のような感覚で話してくれる彼女｡
一緒にゲームもする仲になった｡
アイが使っていたあのスマホで､同じデータを使って｡
アイは俺ともう一人の人だけだったが､彼女は既にフレンド申請に許可が出せないほど一杯になっている｡彼女はゲームが下手らしく､ランクがあの時から大きく変動していない｡こうしてみると､ヒュリとアイはやっぱり別人なんだなと思う｡
JM「チソンア〜」
JS「はーい」
ヒュリの傍から離れて廊下に出ていたジェミニヒョンのもとに行くと､ニコニコしたヒョンがいた｡
JM「チソンも､よく話すようになってきたね」
JS「対外的にはヒュリのままですから｡そりゃ､普通に接しますよ」
JM「ロンジュニも､チソンも頑張ってるのが丸分かりだから…見てると少しハラハラするんだ」
JS「ヒュリと話すこと自体は､面白いし楽しいですよ｡でも､ふとした時の仕草とか…そういうのを見るとアイが浮かんできちゃうんです｡やっぱり別人なんだなって」
JM「…やっぱりそうだよなぁ｡俺も､ずっとそうなんだ｡オッパって呼ばれるたびに､アイのジェミニヒョンって呼ぶ声が恋しくなるし…抱きしめられないのが一番つらい」
JS「…そういえばヒョン､ヒュリに抱き着いたり､エギや〜とかしなくなりましたね」
JM「……そこら辺の線引きはしっかりしようって､言っただろ？俺は､アイへの愛とヒュリへの愛を混同させたくないんだ」
JS「ヒョンの方が､重症ですね｡アイがいなくて一番無理してそうです」
JM「だから､チソンア〜ヒョンにおいで〜」
ヒョンが手を伸ばしてくる
仕方がないなと､されるがままになる｡
決めたことはしっかり通すヒョンだから､しんどくなっても変わらないふりをする｡
アイの代わりにはなれなくとも､マンネとしてヒョン達を笑顔にすることは出来るはずだ｡
HR「…アイ…？」
HC「―――ヒュリ､話があるんだけど」
小さな歪みが､次第に大きくなるように
幾重にも散った彼女の残り香が
次第に濃くなっていく｡
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su4a54fpds(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。 (2020年7月18日 0時) (
レス) id: 93a8daf531 (このIDを非表示/違反報告)
ココ(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです！！！！ (2019年11月8日 7時) (レス) id: 034759dbd3 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぱーむむさん» ありがとうございます！！雑な終わり方で申し訳なかったです…！続きは内容を考えてみますね！近いうちにどっちかが上がると思いますので､楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - かんめいさん» コメント助かります！！二人の小説は確かに少ないですよね…！個人的にはチソンくんの方が書きやすいので､チソンくんかなぁ…と｡続きは内容を､考えてみます！ (2019年9月14日 0時) (レス) id: 396d1f30b5 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむむ(プロフ) - 毎日更新されるの楽しみにしながら見てました！ このお話の続きも見たいです！ (2019年9月13日 18時) (レス) id: 9e8d1002e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まる | 作成日時：2019年8月15日 4時
