終焉を迎えよう ページ21
そんなアカリの言葉を聞いてへなへなと座り込む。
恐ろしいほどの無力感に襲われた。
あぁ。もうここで終わり。もう何をしてもダメ。
アカリ「じゃあ、まずわぁこのうっとぉしい。羽根の生えたゴミからお片付けしよっか！」
そう言って魔具の中に入った精霊たちに手を掛けようとする。
ジネット、エルノはとても怯えているが魔具の為、どうしようも対抗ができないのだ。
二人に手を出すなんて死んでも許さない。
今更怒りが燃え上がって来た。そうだ。いっそ私が犠牲になろう。
いつも守ってもらってばっかりだったから。
A「ねえ、アカリッ。その二人はどうにか助けて。その為なら本当に何だってするわ！」
そう叫ぶと面白そうにくるっと体を回してをこちらを振り向いた。
アカリ「ふーん。なんでもね。それなら、私が突き落としてやろうかと思ったけど自分で飛び降りてよね」
恐怖に包まれたが背に腹は変えなかった。
A「、、、、、
分かったわ。飛び降りるわ。」
そうして二人の男によってギリギリの所に立たせられる。
高所恐怖症なのもあって、涙が出てきた。足もすくんで動かない。
歯をくいしばった。
あぁ。神さまは意地悪なのね。
でも、弱音なんか吐いてられないわ。
そう、私、A。貴方は名高き悪役令嬢。弱い所など見せては行けないわ。
そう思い込んで足を踏み出そうと試みるがやはりダメだった。
よし、深呼吸をしようと思って息を吸い込んだその時だった。
アカリ「何たらたらしてるのぉ？とっとと飛び降りなさいよぉお」
ガンッと背後から身体を蹴られる。ふらっとして校庭の砂が見えた。
でも、ここでは終われない。しっかりと手は壁をつかんでいた。
アカリ「しぶといのよ！！このゴミ屑つ！！」
その手をアカリが思いっきり踏みつけた。
、
、
、
、
、
ーーーーーーーーーーーーーーー
？？？side
しかし、そうしようとしたその時だった。
鍵が閉められていたはずの屋上の扉が開いた。
アカリ「だ、誰よ！！こっち来やがって、、、、って、み、みんなぁ？」
そう、生徒会メンバーと沢山の警備員がそこには来ていた。
Shp「Aさんっ！」
Ci「今助けるからちょっと待っててや！」
急いでAを救い出す二人、
バレる筈のない時間だと思って呼び出したのに焦っているアカリ。
あはは。
俺がせっかくのお気に入りちゃんに死なせる訳無いじゃん。
アカリはましてや、引き立て役だしね。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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桜木 優 - 完結おめでとうございます！とても面白く，物語に引き込まれてしまいました！！ (2022年6月26日 0時) (
レス) @page24 id: 792d2ff293 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - あんりさん» ありがとうございます！！やっと終わらせる事が出来ました！好きだなんて言ってもらえて嬉しいです。今までありがとうございました！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: 328722ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - ん！！！完結おめでとうございます！すっごく好きでしたー！お疲れ様でした！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: 4620368618 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - セツナさん» コメントありがとうございます！！最後まで読んでくださってありがとうございました！ (2020年5月13日 16時) (レス) id: 328722ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 闇兎さん» コメントありがとうございます！！完結いたしました！！ずっと読んで下さっていたなんて、嬉しすぎます！！ありがとうございました！ (2020年5月13日 16時) (レス) id: 328722ebc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シアン | 作成日時：2020年4月27日 10時
