とっとと婚約破棄して下さりませ【wrwrd】

突き離されると ページ31

今日はお父様に頼まれてグルッペンに手紙を渡す事に。


学園内を巡ってやっと見つけ、その背中に声を掛ける。


A「あの、、、、。グルッペン様？」

くるっと此方を向いて私を確認するなり、嫌そうな顔つきになる婚約者。


うわ！良いですわっ！！その表情こそ私が求めていたものです！！

はぁ！私ってば嫌われていますのよ！


もう、嬉しくて嬉しくて逆立ち歩きで校庭三週は余裕ですわね？←


おっとっと、、やだ私ったら発作が。


gr「何の用だ。」


バリトンボイスに機嫌の悪そうな声で畳み掛けてくる。


A「ええ。お父様からのお手紙を授かまたのでよろしくお願い致しますわ」


gr「わかった、、、、」

すると婚約者が何かいいたそうな面持ちをしている


gr「何か良い事でもあったのか？


顔が緩み切っているゾ」

そう言われて手鏡を持ち出して確認してみる。


すると見事に頰が緩み切った自分がいた。

あっ、これはやばいですわ。いけませんわ。

A「では、しっ、、、失礼いたします！！」


そうして私はそう告げてその場を去った。


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gr side


廊下を歩いていると我が婚約者から声を掛けられる

はぁ、こういう虐めなどの陰湿な行為をした奴とは関わりたくないんだよ。


やはりこの女も醜い嫉妬に塗れたあの生物なのだ


そう思っていた故か声、表情が拒絶を示してしまう


はぁ、俺は何をしているんだ？今は仮にも婚約者なんだ。そんなことをしては許されん。


そう思っていたその時だった。

彼女の表情に変化が訪れた。思いっきり口角が上がっているのだ。


どうしてしまったのだ！？


やはり精神までいかれてしまったのか。←

だから婚約者などいらないって何度言ったか、、、


それに比べてあのアカリとかいう奴は純朴そうだが
まだ俺は信じきれていないな。


そう思っていると婚約者は走り去ってしまった。


まぁ聞きたいこともあったがいい。2人が行動してくれているのだ。


直ぐにでも分かるさ。


さぁ、待ってるが良い！！すぐにでもお前の悪事は明るみに出るだろう。


その時は、、、クックックッ


ついつい笑いが出てしまったようだな


まぁ、何れにせよだ。楽しみに待っているが良いゾ




A・ヴェルタ。我が仮婚約者よ。

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