第七話 ページ13
父の方へと目を向けると”俺の側に来なさい“目配せさせたので
父の側に行き、御辞儀をした
『おはつにおめにかかります。A Aともうします。
きょうは、ごゆるりとごかんだんくださいませ』
前世で培った経験を生かした挨拶を客人達に済ませてから父に顔を向けた
『とうさま、ごようはなんでしょうか？』
滑舌がハッキリとしていないのが、汚点と言えようが
まぁ、愛敬だと思ってもらおう
そう思いながら、父を見ると
客人に対して自慢の娘だと言うように笑っていた
蒼士「この二人がAに会いたがってたから呼んだんだよ。どうだい？俺の自慢の娘は」
二人の方に向き直ると
秀「確かに、可愛いらしいね！どうだい？英智の嫁にならない？」
秀さんが言った瞬間、秀さんの頭に鉄拳が落ちた
悠一「まったく何を言ってるんだ、お前は。Aちゃんが驚いているだろ」
「痛いじゃないか」と言っている秀さんを無視して
悠一さんは苦笑しながら
悠一「秀は、悪いやつじゃないんだ……ただ冗談が過ぎるだけで…」
若干疲れたようなため息を吐いてから
思い出したと言いたげな表情を浮かべて
悠一「自己紹介が遅れたな、俺の名前は蓮巳悠一という。
そして、先程Aちゃんに話しかけたのが天祥院秀だ。
お前の父とは、幼馴染という関係だ。よろしくな」
優しく私の髪を撫でた
悠一「それにしても可愛いな、俺も息子がいるから友達になってくれると嬉しい」
『むすこ？』
私が首を傾げると、「あぁ」と悠一さんが呟いた
悠一「二人ともおいで、右の方にいるのが俺の息子の蓮巳敬人」
眼鏡を上げる仕草をしながら
敬人「はすみけいとだ、よろしくたのむ」
と言って、私の手を握った
秀「その隣が僕の息子の天祥院英智だよ」
まだ、鉄拳の痛みから解放されていないのか頭をさすりながら秀さんが言った
英智「ふふ、ぼくの名前はてんしょういんえいち。よろしくね」
私の手を握り微笑みかける英智君は、凄く綺麗だった
この出会いが切っ掛けで、物語の世界にはまっていくだなんて
その頃の私は、思っていなかった
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裕樹(プロフ) - ユーリさん» 誤字を教えて頂きありがとうございます。はい、頑張ります。 (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 8606a4acd9 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ(プロフ) - あの、《マネジャー》じゃなくて《マネージャー》ですよ。これからも頑張ってください (2018年10月14日 12時) (レス) id: bba4d7b4d8 (このIDを非表示/違反報告)
裕樹(プロフ) - フユキさん» 有り難う御座います！そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年9月1日 17時) (レス) id: 8606a4acd9 (このIDを非表示/違反報告)
フユキ(プロフ) - お母様の声がゆかなさんとか超羨ましい…あと執事さんの性格がもうヤバイ予感しかしないwオリキャラも設定濃くて好きです！頑張ってください！ (2018年9月1日 17時) (レス) id: e79ac6a0b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕樹 | 作成日時：2018年8月26日 19時
