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48話 ページ7

「ね、起きて起きて」


ふと、誰かに体を揺さぶられる。声的に京治かなあ。

「どしたの」


私がそう言って起き上がると、どうやら光太郎が起きないらしい。
だから京治は私なら起こせると思って頼んできた。

「分かったやってみる」


私は、光太郎にそーっと寄り、朝だよー…。と言ってみる。
流石に何も反応がないのは悲しすぎる。


「光太郎、起きて?…お願い。」

私はそう言って光太郎の頭を撫でた。すると光太郎の目がパチリと開く。
だけどやっぱり光太郎は寝起きがすっごく機嫌が悪い。


「あ?なんだよ」


でも、後で目が覚めるとごめんと謝ってくれるから大丈夫だ。
それにしても光太郎…私をすっげえ睨みつけてるし…。

「こ、光太郎…布団畳むから…」


私はその圧に少し怯えつつも、その言葉を言い終えた。
分かってる。光太郎が私に手を上げない事なんて。でも…。

圧がすげえ。もう怖い。マジ怖。


「…分かったよ。どけばいいんだろ」

そう言って光太郎がどいてくれたのは良いとして。
どうやって目を覚まそうか。それだけが難題だ。

「木兎お前調子乗ってっと殴るぞ」


そう言って加奈は光太郎の頭にチョップをかました。
すると、光太郎が何かを思い出した様な顔をして、こっちを見つめてきた。


「また俺怒っちまったかな?本っ当にごめん!」

そう言って光太郎は手を合わせて頭を下げる。

「良いよ、別に。ね?加奈」

「ちょっと待ってなんで私」


私は適当に加奈に話を振っておく。


「京治、今日って部活も学校も休みでしょ?」

京治はふわぁっと欠伸をしてから答えた。

「そうだね。何処か行くんでしょ?」

「そりゃあもちろん」

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水無月のぞみ - 徹底的に悪女は潰した方がいい!ウザすぎ! (11月16日 2時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ウェルカム | 作成日時:2018年7月28日 11時

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