58話 ページ21
「え、じゃあ誰もいないのは何で?」
「Aの母さんが映画を撮影するっつったら退いてくれたって言ってたぞ」
えぇ…こんなに人巻き込んで大丈夫なのかな…。ちょっと心配。
「…じゃあリエーフは」
「全部嘘っス」
う…嘘だろ…!?それさえも嘘なの…!?もう何処から何処までが嘘か分かんないよ!
すると加奈がスマホの画面を見せてくる。
「えっと…社長になるための試験、優しさ部門合格?」
「つまりこういう事」
「いやどういう事優しさ何処から見えたん」
すると光太郎が胸を張って一言。
「Aが皆の前に常に立って皆の事考えてるトコから!」
「なー、それはそうとして早くゲーセン行こうぜ」
「クロ煩い空気読んで」
「黒尾さん悲しい…」
グスリと鼻をすすりながら嘘泣きをしている黒尾の頭を撫でる。
背伸びとジャンプでギリギリ届いた。おのれ180…何だっけ。186だっけ?
「黒尾、いつまでも拗ねないで。じゃ、皆ゲーセン行こ。勿論リエーフも一緒で」
「A先輩ぃ…!俺一生ついていくっス!」
リエーフが私に勢い良く抱き着いてきたが、まあ良しとしよう。
リエーフとはあんまり会ってなかったし。
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水無月のぞみ - 徹底的に悪女は潰した方がいい!ウザすぎ! (11月16日 2時) (レス) id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウェルカム | 作成日時:2018年7月28日 11時