123/TH ページ23
☆
TH「俺も行く！」
PD「ダメだ」
TH「なんで！…ですか」
PD「お前は自覚が足りてないよ。反省会に出席しなさい」
TH「…でも」
RM「テヒョンア」
TH「…」
PD「私も着いて行きたい所だが、大切なゲストを招いていてね…ソクジナ、長男のお前が着いて行きなさい」
JN「わかりました」
"自覚が足りない"と言われればぐうの音も出なかった。Aの事は心配でも、Aのことだけを気にしてる場合じゃない。俺はキムテヒョンだけど、防弾少年団のVでもある。
そうしてジンヒョンだけを現場に残した帰りの車の中、誰一人言葉も発さずみんな曇った表情を浮かべてる。
Aのことが気になって仕方ないから、いっそ眠って意識をシャットダウンしたいのに、Aのことが気になるからこそ眠れない。車内がこんなに長く息苦しく感じたのは初めてだ。
それから宿舎まで沈黙は続いた。
何となくみんなソワソワしていて、誰一人自室には戻らずリビングに大集合してる。相変わらず時間だけが過ぎていく中、沈黙を割いたのはナムジュ二ヒョンの電話だった。
RM「もしもし」
静かな空間には電話口の声さえもよく響いて、その声がジンヒョンのものだと誰もがわかった。みんなの神経がその声の方へ向く。
Aは未だ眠っているけど、病状は大したことないから心配しないで、目が覚めれば本人の調子しだいでは今日中に戻って来られるかもしれないと、聞いたみんなの顔が大きく安堵したのもつかの間、原因がストレスだと語られれば凍りついた。
JM「…ストレス」
JH「そりゃあそうだよね…」
YG「…そんなんわかってたハズなのにな、クソ」
Aが抱えるストレスは一体どれほどだったんだ、大きい病気でもないのに、意識を失い倒れるなんてただ事じゃないことくらい俺にもわかる。その原因がストレスだと言うんだから余計厄介だ。どうしたらいい？
好きだなんだと言いながら、俺は一体何をしてたんだろう。そばにいながら、こんなになるまで、俺は。
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@risa(プロフ) - 無さん» ありがとうございます励みになります！ただいま加筆修正中につき、更新滞っていてすみませんが今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年5月4日 14時) (
レス) id: 4cd43be614 (このIDを非表示/違反報告)
無 - このお話最高すぎます笑 (2020年5月4日 13時) (レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
@risa(プロフ) - riri_purukawaさん» わあありがとうございます、本当に嬉しいです！ (2019年12月26日 23時) (レス) id: 4cd43be614 (このIDを非表示/違反報告)
riri_purukawa(プロフ) - 最高です！ (2019年11月27日 22時) (レス) id: be778bbdda (このIDを非表示/違反報告)
@risa(プロフ) - 月のひかりさん» 亀更新ですみません(´∵｀)コメントとっても励みになりました！ありがとうございます！ (2019年10月23日 20時) (レス) id: 504ca2a52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@risa | 作成日時：2019年4月2日 0時
