live in different worlds

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-安室side-









さっきから俺らの後を
ついてくる人がいた。






それは松田も
気づいていたらしい。







脇道にAさんを隠し、
俺と松田で正体を
突き止めようと出ると
そこには20代ぐらいの
一人の男性がいた。







男｢な、何もしてないですよ。
ただ花屋の女性に
用があって声を掛けようと
思っていただけです」





松｢はあ？用だと？
ならストーカーみたいな
ことしてねーで
堂々と声を掛ければいいだろ」





なんて言う松田。






男｢声を掛けようと
したんですが、
貴方たちが現れて
声を掛けるタイミングが
なくなってしまっただけです」





と答える怪しい男性。







｢それよりも
貴方は誰なんですか？」





と俺が聞くと、
男性は胸ポケットから
名刺入れを取り出し
俺達に名刺を渡してきた。







男｢申し遅れました。
日売テレビの企画部に
所属している桂木と申します。
今度美人がいる店員という
番組を企画しておりまして、
視聴者から募集をしたところ
花屋で働いている店員が
美人だと送られてきました。
それで取材交渉をしようと
声を掛けようと思っていました」






取材？







松｢嘘じゃねーだろうな？」





松田が疑いの目で聞くと、
桂木さんは慌てて
横に首を振った。







｢なら、
明日またお店に来てください。
話は明日詳しく聞きます。
もちろん僕達も同席しても
よろしいですよね？」






と俺が聞くと、
明日の10時に約束をし
桂木さん帰って行った。

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