惑わせる彼Ⅴ【紫】 (ページ14)

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背伸びしスギページ14

向井「いらっしゃいませー！って、あれ！？」

『こんにちは。来ちゃいました！』

向井「ラウも一緒なん？今日はめめは？」

ラウ「今日は俺とAさんとのデートなの！！！」

向井「やだぁ！！素敵やないの！じゃ、こっちの席にご案内しますわ～！」

店主「あれ？目黒君のお友達じゃない。」

『期間限定につられちゃいました(笑)』

席に着いて、まずはお昼ご飯をチョイス
今日は少なめにして、ケーキを存分に堪能しようかな

ラウ「今日はAさんが食べたいの食べましょ！食べきれなかったら僕手伝います」

『バレた？ケーキもだけど、ここのご飯美味しいんだよね！』

ラウ「なんにしよーかなー！！！迷っちゃう！」

『・・・あそこの向井く・・・店員さんにおすすめ聞いちゃう？』

ラウ「もう話しかけてほしいオーラが出てるもん(笑)」

そっと手を挙げると、もうそれはそれははやくに向井君がやってきた。
飼い主に呼ばれた子犬のよう。

向井「はぁい！どうされましたかぁ！？」

『ふふっ、おしゃれな店員さん。ランチのおすすめは何ですか？』

向井「えぇ～！！！どれも美味しいんやけど、特にこのキーマカレーがイイかな！」

『私、キーマカレー気になってた！』

ラウ「じゃあ、それとおれはー・・・このプレートで！！」

向井「なんなん、ここのテーブルマイナスイオンが出てるわぁ・・・！」

『じゃあ、お願いします(笑)』

せっせと厨房にいる店主の方にオーダーを伝える、向井君
ほんと遠くから見てると、高校生とは思えないオシャレさんだなって思う

ラウ「たのーしーーみーーーー！！！」

『ラウ君、誘ってくれてありがとう。』