惑わせる彼【紫】 (ページ18)

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『深澤先輩！今度のオープンキャンパス、バイトの同級生も連れて行っていいですか？』

深澤「おー、いいよ！友達いっぱい連れてきな！ゎら」

深澤「俺ね、授業の手伝いが終わるの14時だからそのあと案内すんね」

『うれしいです、ありがとうございます』

深澤「こっちこそうれしーよ。楽しみにしてて！ゎら」

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『何着ていこう。オープンキャンパスだし制服でいっか。』

着実に生活の中に深澤先輩の存在が入り込んでいるのが分かる。
まるで中学生の時に戻ったみたいだな

朝に学校に行けば同じ校舎にいて
運がいいと教室移動でも会える。同じ時間を過ごせている気がして
本当にうれしかった日々だったな。
まぁ過去の話だけどね

また彼の生活圏が重なるなんて思ってもいなかった

そうだ、渡辺君とも待ち合わせしないといけないんだった。連絡しないと

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『渡辺君、日曜日は駅前に11時でいいかな』

渡辺「そんな早くいくの？」

『受けたい授業があるの。ダメかな』

渡辺「わかった。11時ね。制服で来いよA」

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『・・・・もしもし。渡辺君、今何時かな。』

渡辺「12時です。」

『私、受けたい授業はさっき終わったんだけど今日来るの？』

渡辺「行く。行くってば。」

『本当に～？・・・じゃあ食堂にいるよ。ご飯食べてるから昼の説明会までには来てね。』

渡辺「まじでごめん。待ってて」

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