惑わせる彼【紫】 (ページ40)

今日:11 hit、昨日:26 hit、合計:134,188 hit

選ばせないでページ40

それから、勝手に始まった私に似合うアクセサリーを決める試合が開催されてはや10分
定期的にふらふらしてる私の体に
自分の選んだアクセサリーを持って合わせてくる二人の顔は真剣だから、
変に意見とかも言えない

佐久間「んー、Aちゃん俺に似て結構肌白いよね！」

『そうですか？佐久間さんには劣りますけどね？』

佐久間「よし、俺決まったわ！ｗふっかはー？」

圧勝しちゃうなー！なんて叫ぶ佐久間さんと一緒に見た先には
真剣そのものの顔つきの深澤先輩
ちょっとカッコいい

深澤「よし。俺も決めたよー」

『・・・なんか、ちょっと楽しみです。見せてくださいよ』

深澤「おー、おー、じゃあ佐久間いい？」

佐久間「もち！まっかせて！」

あんなに二人が真剣に選んでくれたのなんて少しどころかかなりうれしい
どんなアクセサリーなんだろう。

佐久間「じゃあ俺ね！おれはこれ！」

佐久間先輩が渡してきたのは、かわいいピンクのガーベラが付いたシルバーネックレス

『ガーベラですか、かわいい花選んだんですね！』

佐久間「佐久間はお花の知識はないんだけど、この花はAちゃんに似合うなって。」

『私にはもったいないくらいですね、かわいい』

あと、俺と同じで色白いからシルバーが似合うよ！なんて
ほんのり顔を赤らめて話す佐久間先輩にすこしだけ、きゅんとした

深澤「ちょっとー？俺のプレゼン前にいちゃつくのやめてくださいー？」

『あぁ・・・すいません、深澤先輩のこと忘れてました』

深澤「おぉい！これからが大本命でしょうが！」

うっかり深澤先輩がいることを忘れてたわ

深澤「じゃあ、俺からはこれ。」

少しおどけながら私に渡してきたのは華奢なシルバーのリング。
小さいけど紫色のストーンが煌めいていてキラキラしていてとてもかわいい
本当にこれ深澤先輩が選んだの？

『ちょっと、意外でした。』

深澤「あ、こんなに素敵なの選ぶとは思ってなかったっしょ？ひっどいなぁ！ゎら」