知ってるわよ…… ページ8
罰則の机のブジツボ取りが終わり、ようやく談話室へと戻ることができた。
もう、手が痛い。大体何で机にフジツボがくっついてんのよ！？
イライラとしながら談話室を横切ろうとした時、『おい』と声を掛けられた。
「誰＿＿ってスネイプじゃない。そんな所で何してんの？」
「お前こそ何をしているんだ？」
じとっ、とした黒い瞳が私を睨みつける。
「何って、何もしてやしないわよ？」
「嘘を吐くな。僕を騙そうったってそうはいかないからな」
「はぁ？何のこと？」
面倒だな。何か見ててムカつく。
手も痛いし……
自然と片手が自分の腕や掌を揉んでいる。
あぁ、早く女子寮に戻りたいんだけど……
「お前」
「何？」
「……痛いのか？」
私の様子にさっきと変わらぬ口調のまま彼が聞いてきた。
「ん、まぁね。そんなことはあなたには関係無いわ」
「あぁ、そうだな。
じゃあ、貴様が僕の行動を監視しているのも僕と関係無いんだろうな」
「………」
何だ、バレてたの。
こそこそ様子を窺ってたのが馬鹿みたいね。
「どうなんだ？それとも……何を貴様は企んでるんだ？」
「バレたのなら仕方ないわね。そうよ。あなたには関係無いわ。企みも何も考えちゃいないわ」
「…………」
嘘だろ、と目が言っていた。
「それより、早く女子寮に戻りたいんだけど？」
「フン、…これ以上僕にまとわりつくのはやめろ。分かったか？」
「考えとくわ」
「おい！」
『じゃあ、おやすみスネイプ』と言って談話室を後にした。
ルームメイトは既に寝ていた。
ベッドに腰をおろす。
まとわりつくな、だって？あなたにまとわりつくと、ろくなことが起きないことぐらいこの数週間で嫌という程思い知ったわよ。
不気味で不器用ということも、赤毛のあの子に恋してることも、
本当は優しいということも…………
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黒夢(プロフ) - そるとるとさん» ども！この度アカウントを変えた黒夢です！ｐｃ版にて引き続き活動していきますので宜しくお願いしますｍ（__ __）ｍ (2015年4月5日 18時) (
レス) id: d3bcbfed3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夢(プロフ) - あばばば………み、み、皆さんありがとうございます！こんな駄作者の作品に評価をしてくださるなんて……！神過ぎる……！ (2015年2月23日 21時) (レス) id: 32f17b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢(プロフ) - そるとると様コメントありがとうございます！ 嬉しいです！(><///) これからも更新していく予定なので頑張ります！((亀更新ですけど…… (2015年1月17日 14時) (レス) id: 32f17b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
そるとると(プロフ) - 更新お疲れ様です！今回もとても読み応えがあり、良かったと思います(*^^*)これからの2人がどうなってしまうのか、実は内心ハラハラなんです（笑）これからも生暖かい目で見守りたいと思います！ (2015年1月17日 1時) (レス) id: 1a42a37079 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢(プロフ) - 評価&お気に入り登録ありがとうございます！！></// (2015年1月5日 16時) (レス) id: 32f17b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夢 | 作成日時：2015年1月2日 23時
