拒絶。 ページ11
「僕の、価値、だと……？」
思わずシオンを凝視した。
たった今自分は最低だと、消えてしまいたいと思っていたというのに。
コイツは………
「そうよ。あなたは今自分に価値なんて無いとか思ってんでしょ？」
「………」
「そんなこと考えて何になるのよ。価値は自分で付けるモノじゃないのよ、スネイプ」
そんなことも分からなくて？と人の神経を逆撫でするようにつらつらと語ったシオンに、
沸々と怒りと共にそれとは違う、別の感情が沸いてきた。
ただ、今それが何なのか理解したくもなかった。
「………何が分かる」
「え？何？」
「何が分かる、と言っているんだ！赤の他人に、それも友人でもなんでもない奴に何が分かるんだ！
分かっている“つもり”だろう、どうせ。
何を腹の底で企んでいるかは知らないがこれ以上僕に付きまとうな！
お前なんか大っ嫌いだ！！」
「……………」
はぁっ、はぁっ、はぁっ、と荒い息をつく。
直ぐにマダム・ピンスが鬼の形相で僕らを図書室から外へ追い出した。
顔が熱い。
今までにないくらい人を、シオンを憎いと思えた。全てコイツの仕業にしてしまえば楽になるかもしれない。
睨み付けると、シオンは何故か悲しげな顔をしていた。そんな顔する理由なんて無いくせに。
これ以上、コイツの顔を見ていたら自分が何をするか分かったものじゃない。とりあえず自分の部屋へ戻るか……。
呼吸も普通になり、僕はサッと踵を返した。
後から別の足音がすることは無かった。
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黒夢(プロフ) - そるとるとさん» ども！この度アカウントを変えた黒夢です！ｐｃ版にて引き続き活動していきますので宜しくお願いしますｍ（__ __）ｍ (2015年4月5日 18時) (
レス) id: d3bcbfed3f (このIDを非表示/違反報告)
黒夢(プロフ) - あばばば………み、み、皆さんありがとうございます！こんな駄作者の作品に評価をしてくださるなんて……！神過ぎる……！ (2015年2月23日 21時) (レス) id: 32f17b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢(プロフ) - そるとると様コメントありがとうございます！ 嬉しいです！(><///) これからも更新していく予定なので頑張ります！((亀更新ですけど…… (2015年1月17日 14時) (レス) id: 32f17b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
そるとると(プロフ) - 更新お疲れ様です！今回もとても読み応えがあり、良かったと思います(*^^*)これからの2人がどうなってしまうのか、実は内心ハラハラなんです（笑）これからも生暖かい目で見守りたいと思います！ (2015年1月17日 1時) (レス) id: 1a42a37079 (このIDを非表示/違反報告)
黒夢(プロフ) - 評価&お気に入り登録ありがとうございます！！></// (2015年1月5日 16時) (レス) id: 32f17b0d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒夢 | 作成日時：2015年1月2日 23時
