参加型テニプリ夢短編集　【夢紅茶】

好き日和　1 magicnight 様リク ページ8

よく晴れた日曜日
少し冷たい風が吹いているものの、
太陽の暖かな光が差し込む今日は、それすらも丁度良い風となる。
正にそれはお出かけ日和と呼ぶに相応しい天候だ。


「・・・・」


パコーン パコーン


「はぁー・・・」


テニスコート横のベンチに座るのは氷帝学園男子テニス部マネージャーのA


「おいA。どうしたんだよ？そんな暗い顔して」

「ん？ああ何だ、宍戸かぁ」

「何だとは何だ。人が折角心配してやってんのによ」

「・・・・はぁー」


宍戸がAの前に仁王立ちしながら講義の声をあげるが、
Aの反応はいまいちである


「まぁまぁ、宍戸。Aちゃんは今何かに悩んどんねんから、
男としてもっと優しゅう声を「うるさい」

「・・・あー、Aちゃん？」

「な・・で・・・と・・」

「「？？」」


忍足を容赦なく切り捨てて？視線をコートに向けながら呟く


「Aちゃん？悪いけどもう一回言うてくれる？」

「跡部・・・」

「跡部？」


Aの視線の先を追うと、跡部が練習をしている姿が目に入る


「跡部がどうかしたのか？」

「・・・・何でもない」


そう言ってAは立ち上がり「タオル配ってくる」と部室の方に歩いて行った


「何だったんだ？」

「・・・もしかして」

「何だよ？」

「Aちゃん・・・跡部のこと好きになってもーたんと・・・」

「はぁ？」

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