参加型テニプリ夢短編集　【夢紅茶】

天使が残した雪の雫2 ページ34

放課後


(やっぱり花壇はちゃんと直さないといけないよね)

(やっぱ花壇は綺麗にしとかねぇとな)


「「あっ」」


どうしても花壇の事が気になり昼間喧嘩をした場所に戻って来た２人

考えていることは同じだったようで、タイミング良く？鉢合わせとなった


「あ〜。ブン太も気になって来たんだ？」

「あぁ。お前こそ」

「うん」

「その・・ごめん」

「え、こっちこそ・・ごめん。ブン太はボールを取ってくれようとしただけなのに」

「「・・・」」


「花壇、綺麗にしようか」

「おぅ・・って綺麗になってるぜぃ？」


よくよく花壇を見ると既に誰かが綺麗に手入れしてくれた後だった


「本当だ・・誰が「まったく。誰が花壇を荒らしたのかなぁ・・？」

「「ひっ！ゆ、(ゆっきー・幸村くん)？！」」


突然の声に後ろを恐る恐る振り返ってみれば、
そこには笑っているのに怖い幸村様がいた


「幸村くん・・どうしたんだよぃ？」

「ゆっきー、ナニカゴヨウデショウカ？」

「A喋り方がおかしいよ・・どうしたも、こうしたも、
此処には俺が育てている花があるんだけど？」

「「え？・・・」」


２人は急いで花壇に刺さっているプレートを見る


花の名前:スノードロップ

担当者:3年 幸村 精市


((・・・嘘だ・・終わった・・・))


何で今まで気がつかなかったんだろう・・

お互い責任の擦り付けあいで、そんな小さなプレートに気付く余裕など
なかったのだ

天使が残した雪の雫3→←天使が残した雪の雫1 rirakkus様リク

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