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松山「なんだと？
おい、お前今なんて言ったんだ！」
松山は顔を怒りで真っ赤に染めて、物凄い勢いでナルの隣を歩く私を振り向いた。
あれま、私の挑発なんかに簡単に乗っちゃって馬鹿じゃないの？
この人本当に教師なのかなぁ…
「さあ、何も言ってませんが？
先生も連日の事件で疲れていらっしゃるようですね、心中お察しします。
先生のためにも早く調査にかかりたいと思いますので、案内を再開していただけますね？」
私はそんな松山を嘲笑うかの如く、嫌味ったらしいまでに完璧な笑顔で答えてやる。
松山とだらだら口喧嘩する時間が勿体ないからこの辺で勘弁してあげないと。
ナルも無駄な時間は作りたくないが故にいつもの毒舌を披露しなかったのだろうし、
ここまでいってしまえばいくら厚顔無恥の松山と言えど引き下がらずをえないだろう。
松山「ﾂ！」
思惑通り、何か言いたそうな顔で再び歩き出す松山に私は少しだけ溜飲の下がる思いだった。
ナ「はぁ…A、あれに関わるだけ時間の無駄だ」
松山との距離が開いたのを見計らってナルが私に言うが、
ああいう厚顔無恥はこっちが黙っていれば調子に乗るだけだ。
「無駄な時間かけないで上手いこと牽制できたんだから儲けものだよ」
ちょっと舌を出して笑って見せるとナルはため息をついて松山の後を歩き始めたら。
谷「ぼーさん、Aって実は物凄く腹黒いよね…」
滝「頭が良い分余計にたちが悪いっつーか…」
谷「でも何かスッキリしちゃった」
滝「ナルちゃんに似た恐ろしい毒舌っぷりだったな」
麻衣とぼーさんの話に苦笑しながら私もナルの後を追う。
松山とナルはすでにベースの前で、
私が追い付いたとき丁度松山が乱暴に扉を開けたところだった。
安「お待ちしておりました」
松山「おい、お前授業は？」
安「3年はもう短縮授業ですから」
にこにこと松山に対峙する安原さんこそ腹黒いし、賢いしたちが悪いと思えるけどなあ。
ナ「松山先生はもうお引き取り頂いて結構です」
いるだけで色々と邪魔だしね。
松山「そうはいかない。生徒の管理をするのが俺の仕事だ」
「依頼人を含め事件関係者のプライバシーを守る義務がありますので」
松山「ふん、子供にプライバシーだ？
霊能者なんかを学校に呼んだやつの言い分が聞きたいんだ！」
…こいつ人権侵害で訴えられたいの？
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黒猫(プロフ) - 一気読み余裕でした･･･！ナル落ちに1票！！ (2021年5月29日 2時) (
レス) id: 4f763936bc (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！待ってましたTT本当に嬉しいです！これからも応援してます！ (2021年5月19日 14時) (レス) id: 9b235f8d16 (このIDを非表示/違反報告)
杏花(プロフ) - 更新の通知で飛び跳ねて喜びました！応援してます！！ (2021年4月12日 18時) (レス) id: 343fcf64a5 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - ナルのデレ具合がドンピシャ極めてます…！！続き期待してます！ (2019年9月8日 19時) (レス) id: 92127a51f4 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - おもしろーい！どんな展開になるか楽しみ (2019年6月26日 12時) (レス) id: 7eedf1047a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まりあ | 作成日時：2016年12月20日 23時
