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谷「ええ?!視えるの?!」
綾「Aに霊視が出来るですってぇ?!」




「あはは…視えるようになっちゃった」



翌日になってメンバー全員がそろったベースで、



綾子やリンさん、ジョンと真砂子に麻衣と安原さんに視えることを打ち明けたところ案の定麻衣と綾子から叫び声。



予想通りすぎて軽く吹き出しちゃったよ…




ナルにバレたならもう何でも良いわけで、私はすっかり開きなおってた。



滝「ホントお前さんはなぁ…なっちゃった、じゃないの!


PKと霊視の二刀流って、凄いことなんだからな?!」



「そんな驚くこと?」



ぼーさんには昨日の失言でバレたため昨日のうちに洗いざらい白状した。


あの時のぼーさんの呆然とした顔は見物だったよ、ホント。



谷「っていうかなんで真砂子とジョンは驚いてないの?」



原「Aはもともと、感じる事が出来たんですもの。


別に視えるようになっても不思議じゃありませんわ」



ナルが真砂子の言葉で思いっきり睨み付けてきた。


たぶんナルにも言ってなかった『感じる』ってことを真砂子が知ってたから怒ってるんだろう。


…何事もまず僕に相談しろって言っただろう、って顔だもの。


ジ「僕はなんとなくゆうか…」



麻衣はすっかり脱力してしまった。



「でも麻衣だって『第六感の女』、つまり潜在的なESPだったじゃない」



原「ええ、あたくしそっちの方が信じられませんわ」



綾「そういやそーね。麻衣に比べればAが霊視できるなんて驚くほどでもなかったわ」



安「え、谷山さんは一般人じゃなかったんだ」



谷「なにさ皆してその反応はーー!」



ぼーさんも同意するように頷いたところで麻衣がキレてベースがあっという間に賑やかになった。



ナ「ところで原さん、何か見えますか?」



原「いえ…」


「え…?」



真砂子にはこの溢れかえるような浮遊霊が視えないの…?



滝「視えない?!


って、おいおい…Aは視えるんだろ?」



ぼーさんの視線が私に向けられる。



その瞬間私は体から熱が逃げるように、急速に指先から冷えていくのを感じた。



「…私は、視えるよ」



気づいてしまった。


その視線に私に対する『疑い』が少なからず含まれていることに。




原「いえ、いないわけじゃありませんのよ。


ただ視えないだけで気配は感じますわ。


あたくしもともと浮遊霊と話しをするのは苦手ですの」


その言葉で疑いは晴れたようだけど、私の指先は冷えたままだった。

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黒猫(プロフ) - 一気読み余裕でした・・・!ナル落ちに1票!! (2021年5月29日 2時) (レス) id: 4f763936bc (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!!!待ってましたTT本当に嬉しいです!これからも応援してます! (2021年5月19日 14時) (レス) id: 9b235f8d16 (このIDを非表示/違反報告)
杏花(プロフ) - 更新の通知で飛び跳ねて喜びました!応援してます!! (2021年4月12日 18時) (レス) id: 343fcf64a5 (このIDを非表示/違反報告)
あり(プロフ) - ナルのデレ具合がドンピシャ極めてます…!!続き期待してます! (2019年9月8日 19時) (レス) id: 92127a51f4 (このIDを非表示/違反報告)
たたた - おもしろーい!どんな展開になるか楽しみ (2019年6月26日 12時) (レス) id: 7eedf1047a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりあ | 作成日時:2016年12月20日 23時

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