第一高校の帝王

工夫 ページ33

司会「ではこれより、九島閣下よりお言葉がございます」

集まったもの全員がステージに注目した

しかし、表れたのは女性

先生は後に立っているが誰も気づいていない
おそらく大規模な精神干渉魔法

さすがは『トリックスター』

すると先生はニヤリと笑い、女性に合図をし、その女性がその場から去っていった

学生立場いきなり先生が現れたことに驚いている

九島「まず私の悪ふざけをしたことを謝罪したい。
今私が使った魔法は規模こそ大きいがランクは低レベルな魔法だ
しかし、君たちの中で今の魔法に気づいていたものは見た限りでは５人だけだった。

もし、私がテロリストでここにいるものを殺そうとしても、それに対処できたのは５人だけだったということだ。
魔法を学ぶ諸君、時と場合によっては使い方をしらぬ大魔法は威力に欠ける小魔法に劣るということだ。
要は使い方と工夫ということだよ。
私はこの大会で君らの工夫に期待している」


一泊おいて誰かが拍手をするとそれに続くように広がっていった

先生が舞台袖にくると

九島「楽しみにしているよ」

と言い、奥へ消えていった
工夫か

先生が楽しんでもらえるかわからないけど俺は俺のベストを尽くすまでだ

司会「続いては、神宮寺A様よりお言葉がございます」


『皆さん、こんばんわ、神宮寺Aです。ところで、急ですが、皆さんにクイズです』


パンっ ボフンッ


手を叩くと煙が生じた

徐々に煙が晴れると

そこには俺と瓜二つの人物がいた


『『さぁ、本物はどっちでしょう』』

「「っ！！？？」」

学生達はいきなりで何がなんだかの様子
マジマジと"俺"を凝視する学生達

すると、誰かが

「そっち、ですか？」

と答えると

次々と

「いや、こっちじゃないか？」

「逆だろー」

「いや、でもどっち似てるぜ？」

『正解は、左の俺が本物でしたー』

俺はニヤリと笑うと

『今のは簡単すぎたか、じゃあこれならどうかな？』

パンっ ボフンッ


先程と同じく煙がでてきたが
晴れると今度はステージ上に沢山の"俺"がいた

『『『さぁ、今度はわかるかな？』』』

学生達はもう訳がわからないと頭を抱え込んでいる


『ははは、お遊びが過ぎたようだ』



そして、俺は魔法を解除した

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