幸せではいられない ページ27
「んーよく寝た!」
次の日Aが目を覚ますと、メタナイト卿は既に起きていて、リビングの椅子に座っていた。
「おはよう、早いね」
「A、話がある」
「朝からどうしたの?」
Aは、テーブルを挟んでメタナイト卿の前に座った。
「私たちは元々、陛下の命令で結婚した。今一度、お互い冷静になろう。」
メタナイト卿は辛かった。この幸せを失うのも、幸せだと感じるたびに罪悪感に襲われるのも。
「どういうこと?」
「一度、別々に暮らして考え直そう。私たちの感情は、結婚という形が生み出した幻かも知れない。」
「でも、もう一年近く一緒にいるのよ!それに私の気持ちは幻なんかじゃない!」
「…すまない」
「!!」
Aは気づいた。何か別に理由がある。
でもそれが何かは分からなかった。
私を嫌いになったの?それとも他に好きな人が出来たの?
「…分かった」
メタナイト卿は、Aの返事を聞いてこくりと頷くと、部屋から出て行った。
いきなり出て行った私に、Aは愛想を尽かすだろう。
Aはまだ若く、炊事・家事・洗濯もでき、人を明るい気持ちにさせてくれる素敵な女性だ。
私ではなくても、いくらでも相手はいる。
メタナイト卿は、そう考えていた。
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ネヴァライス(プロフ) - これは…、メタ様の夢小説で結構印象に残りました! (4月21日 20時) (レス) @page40 id: 809f109241 (このIDを非表示/違反報告)
黒子(プロフ) - あ、、、ああ、、、、ありがとうございますッ!神様!仏様!Rappi様!(銃声よりも大きい声で) (2022年6月20日 15時) (レス) @page41 id: 8be73a6839 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ガチでメタ様と結婚できる世界線でしたわ…やっぱり何回見ても飽きませんねぇ…主様……いえ…神様…メタ様と結婚できる世界線を作ってくれてありがとうございます…あぁ…すき…♡ (2022年3月12日 18時) (レス) @page41 id: 1fcc16bd5c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - か (2020年6月28日 15時) (レス) id: 2da4c0c194 (このIDを非表示/違反報告)
ことユリ(プロフ) - ああああああああああああああああああああああああああああああ(デデデ兄さアアアアアアアアアアアアアん(泣) (2020年4月2日 1時) (レス) id: 7dc8d53c73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rappi | 作成日時:2019年2月24日 3時