〈キングダム〉甘味処

李牧_贈り物★ ページ29

※恋人設定

李牧様2021バレンタイン1位おめでとうございます

妄想爆発して甘々が書きたくなりました

ーーーーーーーー


李牧様に近づくとふわりと抱きしめられた


「っ、李牧様？」



李牧は耳元に顔を寄せ、話を始める


「そろそろAの誕生日ですよね」

「！ 覚えててくれたんですね」

「何か貴女に贈りたいのですが
　欲しいものはありますか？」


自分のことを思ってくれている
この言葉だけで嬉しくて
李牧の胴体に回す腕にも力が入る


「…李牧様のお側にいれれば
　何もいらないですよ」

「フフッ」


李牧はAを抱きしめる腕を緩め
頬に指を滑らせ、するりと撫でる

その指はAの唇をなぞり
自身の唇を重ねた



たまに顔にかかる李牧の吐息が
くすぐったい


「ふぁ、…んっ」


李牧の首元に抱きつき髪の毛に触れる

時折見せる色っぽい李牧の表情に
ドキンと胸が熱くなった


口内を侵攻する舌に自分の舌を絡ませ
必死についていこうとするも
呼吸が苦しくなってきて唇を離そうとする


「…まだ、ダメですよ」


唇が離れ李牧が口を開いたかと思いきや
再度唇が重なった

そのままゆっくり寝台に押し倒され
覆い被さる李牧から絶えず口付けられる


「んっ」


Aの首筋に触れた指は少しづつ降りてゆく


口付けのせいなのか
首筋に触れられたせいなのか
ゾクゾクとする感覚に襲われ
何も考えることが出来なくなる

李牧の頬に触れ自分に引き寄せるように
必死に口付けをする


羞恥心なんてどこかへ行ってしまった

今はただ李牧を感じていたい



「…ふぁ、ん、んぅ」


「…A」


腰を撫でる指がAの素肌に触れた時
李牧の唇が離れた


「んっ、りぼく、さま」

やめないで、と言わんばかりの表情で李牧を見上げる


頬を赤くし潤んだ瞳は
李牧を煽るのには十分だった


「…そんな顔をされると……


　…貴女のせいですからね」


触れる指先は優しいが余裕がないのがわかる

胸の頂に触れられビクンと反応するAに構わず
行為を続ける李牧からは
いつも以上に色っぽさが漂っていた



「っ、李牧様が、欲しい、です」


「知っていますよ」



李牧はフッと笑い首筋に唇を落とした


ーーーーーーーー

A また李牧様に流されてしまった…！

李牧 (貴女が誘ってきたんですよ…
　 無意識とは恐ろしいですね)

呉鳳明_覚悟→←李牧_アルコールのせい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す