李牧_一目惚れ2 ページ17
「李牧殿、その者が気に入りましたかな？」
呂丞相様の声が私の頭の上から聞こえた
「もっ、申し訳ございません。」
Aはパッと逃げるように横にずれた
「ハッハ、気にするでない」
「呂不韋殿、その給仕人をこの李牧に
譲って下さりませんか？」
カイネ・A 「？！！」
「ほお、それ程までに貴殿が気に入られたと」
「はい。ぜひ我が邸に迎え入れたいと思いまして」
「…そなたは、良いのか？」
呂不韋に急に聞かれる
「有り難きお言葉でございます」
考える余地もなく咄嗟に出た言葉だった
よく考えたとしても私には断る権利なんて無い
なんたって相手は宰相様だ
私の身分で断るなんてあり得ない
「うむ。本人がそう言っているのだから
よろしいであろう」
「ありがとうございます」
話が終わると呂不韋は離れて行った
「A、よろしくお願いしますね。
これからは堅苦しい話し方は結構ですよ。
ちなみにこちらはカイネと言います」
「ありがとうございます。こちらこそ、
李牧様、カイネ様、よろしくお願い致します」
「…ちなみに李牧様、私は今のような
給仕としてお使えをするのですか？
一応お屋敷の雑用はひと通り出来ますが」
「？私は貴女を正室に迎え入れたいと
思っているのですよ、A」
「ちょ、李牧様？！」
1番動揺していたのはカイネだった
「一目惚れです、年甲斐もなく」
ふふ、と笑う李牧に言葉を詰まらせると
「まだ両思いではありませんが、
必ず好きにさせてみせますよ」
Aの頬が赤らんだのを李牧は見逃さなかった
正直な所私も初めて見た時からなんだか惹かれていた
両思いになる日はそう遠くないだろう
ーーーーーーーー
A かくかくしかじかで
趙国に行く事になりました…
使用人達 寂しくなるけど、頑張ってね！
なんか正室とか何とかって聞こえたけど…
まさか、こんな所でそんな話…
A 本当にそう言われたの…///
使用人達 えー！！！！
冷酷で残虐なのに？！
大男がタイプだったの？！
またこの噂話で盛り上がる使用人達だった
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Lin(プロフ) - ぽむさん» コメントありがとうございます！続編の方に蒙恬新作アップしました！最近アニメ見て蒙恬熱が上がってます。笑 他の展開も書く予定ですのでよろしければお付き合いください！ (2021年7月7日 13時) (
レス) id: f3bf054ccf (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - いつも楽しく読ませて貰ってます！蒙恬のお話リクエストします！楽しみにしています！ (2021年7月7日 4時) (レス) id: 647e3af02d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 続編も楽しみにしています！ (2021年7月5日 10時) (レス) id: e64872b0e0 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - ちぃ様いつも読んでいただきありがとうございます！こちらのページがいっぱいになったので続編作成中です！近日中に公開予定なので続編も読んでいただけたら嬉しいです^_^ (2021年7月4日 19時) (レス) id: f3bf054ccf (このIDを非表示/違反報告)
.(プロフ) - お返事ありがとうございます！楽しみにしてます＞＜ (2021年6月13日 16時) (レス) id: 86ec3e8020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lin | 作成日時：2021年1月17日 2時
