Episodio 102 ページ6
『……分かりました
改めて自己紹介致します
私の名はA・桜月と申します
昨夜入学式に乱入した魔獣のグリムと二人一組ではありますが正式この学園の生徒になりました
現在は使われ無くなっていた寮の監督生としてグリム、元々そこに住み着いていたゴースト達と共に暮しています
ゴースト達はともかく私もグリムも人間社会に慣れていないので沢山のご迷惑をお掛けするかと思います
ですが慣れていないからと甘えるつもりはありません
ですので皆さんも間違えや迷惑だ思った事をハッキリと仰言って頂いて構いません
これから先、皆さんとの縁がどういったモノになるかは分かりませんが何卒よろしくお願い致します』
そう言って彼女は三人に向かって深々と頭を下げる
その姿が先程まで泣いたり取り乱している時の彼女はいなかった
彼女は最初から敬語で話していたがそれ以上に丁寧な言葉遣いでとても美しく凛々しい
それはまるで彼女の故郷なら侍、この世界なら騎士
そんな彼女の変わり様に
三人「「「………………」」」
彼等が言葉を失うのも無理は無い
彼女は自己紹介が終わったのにも関わらず無言のまま自分の方を見ている
そんな状況に
【もしかして早速何かやらかした？！
何処が駄目だった！どうしたら良いんだ！
まずは謝るべきだ!だが謝るべき点を理解していないのにする訳には！マズい又泣きそう！】
と表には出さない様にしてはいるが内心は大パニック
無理も無い彼女は学校に行っていたのは両親が生きていた頃まで、だが家族は自身を含め周りから嫌われている
だから簡単な自己紹介もこの学園に来るまで家族以外の人物にほとんど……いや全くやった事が無い
にも関わらずそれを自身が出来うる限り丁寧な自己紹介をした
自己紹介に決まり事や正確な答えが無い事は分かってはいる
しかしこの学園、いやこの世界は彼女にとっては何も知らない未知の世界
彼女が知らないだけで何らかの決まり事が有る可能性が有る
数分経っても彼等は今だに一言も声を出しいない
【……もう…限界】
彼女が本格的に泣き出しそうなった時
先程までここに居なかった人物の声が聞こえて来た
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ユノ - 続きが気になる (2021年3月4日 21時) (
レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
紅月言葉(プロフ) - もし夢主人公のイラストを描きたい方がいましたらこちらの事は気になさらず自由に描いちゃって下さい！ (2021年2月13日 21時) (レス) id: 2caf54bf90 (このIDを非表示/違反報告)
紅月言葉(プロフ) - ユノさん» スミマセン 絵、特に人物が壊滅的に下手なんです。なので描けないです。なのでユノさんがこんなかなと言うイメージで描いても大丈夫です。 (2021年2月13日 21時) (レス) id: 2caf54bf90 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2021年2月13日 19時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅月言葉 | 作成日時：2020年12月4日 10時
