Episodio 10 ページ12
クロウリー「やはり、ない。世界地図どころか、有史以来何処にも貴方の出身地の名前は見当たりません。貴方、本当にそこから来たんですか？嘘をついてるんじゃないでしょうね。」
『嘘をつく意味がない』
クロウリー「こうなってくると、貴方が何らかのトラブルで別の惑星、あるいは異世界から収集された可能性が出てきましたね。」
『異世界と言うのは納得できます。昔、異世界から来た人に会ったことがあるので』
クロウリー「本当に何なんですか貴方は！？」
『正直自分自身でも分からない事がありますので何とも言えないです』
クロウリー「困りましたね…
この学園に置いておくわけにはいかないのですが」
『一つ質問しても良いですか？』
クロウリー「な、何ですか?」
『ここは女人禁制とかではありませんか？
僕………私以外に女性が見当たらなかったのですが…』
そう彼女が言うと、クロウリーは大きな声を上げた。
クロウリー「貴方、女性だったんですか！？」
『最初隠そうかと思ったんですか長いする事になりそうですし、動物の様な尻尾がある人がいたので遅かれ速かれバレるかと思い今、聞きました
やはり女人禁制でしたか?』
クロウリー「いえ、ここは男子校なんです
そうだ！
学園内に今は使われていない建物があります。
昔、寮として使われていた建物なので、掃除すれば寝泊まりぐらいはできるはずです。
そこであれば、しばらく宿として貸し出して差し上げましょう！」
『私、別に屋外でも構いませんが』
クロウリー「私が構います！
身寄りもない女性を屋外に泊まらせるなんてありえません！！」
『………すいません』
クロウリー「解れば良いんです」
素直に謝った彼女に彼は頭を優しく撫でた。
クロウリー「貴女がその建物にいる間に、元いた場所に帰れる方法を探るのです。
あ〜なんて優しいのでしょう、私！
教育者の鏡ですね。
では善は急げです。寮へ向かいましょう。
少し古いですが、趣のある建物ですよ。」
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紅月言葉(プロフ) - 教えて下さりありがとうございます (2020年5月16日 6時) (
レス) id: e92790b276 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反なんですよ。作品を作る前にルールというものをきちんと確認する事から始めてはいかがですか？ (2020年5月16日 6時) (レス) id: cab98899f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅月言葉 | 作成日時：2020年5月16日 2時
