. ページ5
.
二日目は、一日目より少し気が楽に楽しめたと思う。
私たちは東京ドーム公演を無事終え、明日にはもう帰国だ。ドリムの活動もあるし。
夜、ホテルで一人余韻に浸っているとスマホが鳴った。
相手は、もちろんだけどあの人で。
『なあに』
JN【公演お疲れ様〜って言いたくて笑】
『ふふっ、ありがと笑』
そう話すジェノとは暫く会えていない。
いつもなら忙しくても合間を縫ってなんとか会えてたけど、国境どころか海超えてしまえばさすがに会えないから…
『会いたいね、早く』
JN【ほんとだよ、ずっと待ってたんだから〜】
『一緒に早く、おいしいの食べようね』
JN【うん、もちろん笑】
そう話して電話を切って直ぐ、コンコンっ、とドアが鳴った。
.
『はーい…わ、オッパ？』
TY「ははっ、やっぱり起きてた」
『今ちょうど電話してたんです』
TY「ああ、相手は言わなくても分かるや笑」
お邪魔しまーす、と言うオッパの手にはスプレーが。
香りが良くて、すぐ寝れるからやってみて、と持ってきてくれたそう。
TY「ドーム公演は楽しかった？」
『うん、すっごく。また出来ればいいなって…SMTOWNはあるけど』
TY「ははっ、でも自分たちだけのステージってなるとまた違うよね」
私の冷蔵庫を開けると、水しか無いの？！と驚きつつも、コップに入れてごくごく。
まるでお酒みたいに飲むから、ちょっと面白い。
TY「いや、マーク達とご飯食べた日も話したけど、Aが色々考えすぎてたらどうしようって思ってたんだよ」
『ああ…なんか、結局考えてたところはあるんだけど、スクリーンが開いて、あの一面に広がる緑の光と、その中に存在する自分の名前のうちわを見たら…もう、何考えてたんだろうって思えちゃって』
TY「昔はスローガンとか怖がってたくせに笑」
『Aって名前見つけたらその下には抜けろって書いてあったからね笑』
辛かったね〜と私の頭を撫でるオッパの目は少しうるうるしている。
なんで私じゃなくてオッパが泣いてるの、と突っ込めば、それだけ心配してたんだよ〜とベッドに突っ伏した。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2710人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょんぽむ(プロフ) - 名無し17363号さん» ありがとうございます…！ブラックベリーがフラグ付きの作品なので、設定でフラグ付き作品見れるようにしないとダメなんです…😭多分ネットにやり方が出ているので、そちら参考にして頂ければ…！！ (3月19日 17時) (
レス) id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
名無し17363号(プロフ) - お話が好みすぎて一気読みしてしまっています❕ブラックベリーどれだけ探しても見つけられないのですがURLを貼ってもらうことは可能でしょうか😭 (3月19日 15時) (レス) @page14 id: 8cb4af820f (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - maa3xxxさん» こちらこそありがとうございました！💚是非最後までお楽しみください💚 (2022年9月27日 21時) (レス) id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんぽむ(プロフ) - ユナさん» わああたくさんの温かいお言葉ありがとうございます🥹💚大好きな作品だなんて嬉しいです…最後まで是非お楽しみください…！💚💚 (2022年9月27日 21時) (レス) id: d126820032 (このIDを非表示/違反報告)
maa3xxx(プロフ) - ...そしてついに完結してしまうのですね🥲寂しい...🥲今までたくさんのリクエスト受けて下さり本当にありがとうございました！残りの更新も楽しみにしてます❣️ (2022年9月26日 2時) (レス) id: 54811b3d0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょんぽむ
| 作成日時：2022年8月18日 11時
