8 ページ8
青side
いよいよ当日。
重岡から事前に連絡を貰い名前はとも子ちゃん、恥ずかしがり屋やから全然喋らへん、門限があるから8時には解散しないとあかん、という設定らしい。
喋らへんて声出したらバレるからとかかなぁ、と考えながら支度をする。
ふと鏡に写った自分がいつもより気合いが入った服装をしている事に気づく。
ま、一応デートやしな。
いつもとは違う、何が起きるか分からないドキドキ感に少し胸を躍らせ、鼻歌交じりに家を出た。
待ち合わせ場所には時間より20分早く到着。
とも子ちゃんはまだ来てないようなので携帯で適当に時間を潰す。
10分前になったからちょっと探そうかと顔を上げると、写真で見たあの子がこっちに向かってきてる。
え、あの子！？めっちゃかわいいやん！
思った以上の可愛さにテンションがあがって自分から近寄る。
人違いでした〜、みたいなのは嫌なので確認の為名前を聞くとコクコク頷いたのでやっぱりこの子がとも子ちゃん。
近くで見ると尚更かわいい。
ホンマに男？
女の子にしたら身長あるけど俺より全然小さいから、ぱっちりした目は自然と上目遣いで、肌もめっちゃ綺麗。
あ〜なんで俺男って知ってんねやろ…。
あの日の俺を恨みつつ、目の前の可愛い子にご挨拶。
｢あの、ごめんな。いきなり知らんヤツと2人で出掛けるってびっくりしたやろ。来てくれてありがとうな。重岡から門限あるって聞いてるし8時には解散するから安心してな。｣
重岡から俺の話は行ってるやろうから名前とかはいいやろ。
とりあえずご飯、ってことでとも子ちゃんが指さしたのは
｢スイーツバイキング…？｣
普通なら昼から…って思うんやろうけど、正直俺は早速いつもと違うデートにワクワクが止まらへん。
｢ええやん！行こ行こ！俺初めてやから楽しみやわぁ〜。｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 276人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：うのせうせせと | 作成日時：2020年7月30日 21時
