こんなはずじゃなかった彼氏編(JW青×JW緑) (ページ41)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:75,513 hit

41 ページ41

青side

昼休み、いつもなら望と食べるが今日は一年の教室へ直行。
二人のクラスに着くと重岡がともの机に手を着いて迫っている。

おい顔近いぞ！

と声を出しそうになるのを我慢して、その辺にいたクラスの子に声を掛けて呼んできてもった。
ここに来る事を言ってなかったので二人ともきょとんとしてる。
聞くとまだ昨日の説明はしていないらしいので、二人の了承を得て俺から説明する事にした。
流石にここは俺が目立ってしまうので、誰もいないであろう屋上に行く事に。

｢なんとなくわかってると思うけど、俺、昨日ともに告白して、ともにも好きやって言って貰ってん。｣

付き合ってるのかわからないから、こんなふわっとした言い方になってしまう。
当然重岡も疑問に思って、付き合ってると言う事をですか…？って確認するかのように聞いてきた。

｢それやねんけど…、実は、昨日好きやって言って好きやって言われてっていうのが嬉しくて、付き合って欲しいって言ってなかった事に気づいて…。｣

本題はここから。
隣に立っていたともの方にクルッと向き直り目を合わせる。

｢俺と付き合ってください。｣

ともは目をぱちくりさせた後嬉しそうに微笑んで

｢はい、こちらこそよろしくお願いします。｣

って顔を赤らめてた。
告白って何回してもやっぱり緊張する。
それに嬉しそうに微笑んでくれたともがあまりにも可愛くて抱きしめそうなったけど、一応重岡の前なので我慢。
正式に｢付き合っている｣事になったので、重岡に今までの事諸々を話した。
きっと重岡は、俺たちに挟まれていたから、色々気を遣ったり悩んだりしたんやろう。
俺が何か話す度に顔が変わる変わる。
でも、話を聞きながらともの方をちらっと見て、笑ってるのを確認すると、重岡も穏やかな顔になっていた。