こんなはずじゃなかった彼氏編(JW青×JW緑) (ページ40)

今日:18 hit、昨日:7 hit、合計:75,529 hit

40 ページ40

青side

久々に清々しい朝。
昨日はともと想いが通じ合って、何度も抱き合って、キスして、思い出すだけでニヤけてしまう。
いつもなら辛い朝もその記憶だけで楽しくなれる。
昨日、キスを見た重岡が

｢どうゆう事！？俺にも説明して！！｣

と喚いたので、ともは明日説明するからと帰していた。
協力して貰ったのは俺やし、彼氏やし(？)、俺から説明するべきやんな？
だから今日の昼休みに二人の所に行こうと思う。

ともにも会いたいし。

足取り軽く部室に入るといつもより早く着いたからか望しか居なかった。
俺が二番目に着くなんて入部以来初めての事やから、望はめちゃくちゃ驚いてた。

協力してくれたしは勿論、背中を押してくれた望にもきちんと説明しないと。
それに望が好きな重岡はともの幼馴染や。
今度は俺が望の事助けられるかもしれへん。
お礼もしないと、望が喝入れてくれたお陰でともと付き合えた、って…。
そこでふと気づく。

あれ？俺達って付き合ってる？

確かに昨日好き同士であるって事は確認した。
でも、
｢付き合ってください。｣｢よろしくお願いします。｣みたいなのはしてない。
じゃあ俺たちの関係って…？
こんな曖昧なのは良くない。
今日、昼に重岡に説明する前にちゃんともう一回告白しようと決めた。
ワクワク？ソワソワ？ドキドキ？そんな心の奥がむず痒いような感覚を覚えながら、準備を進めた。

珍しく時間ギリギリに登校してきた重岡は若干寝不足の様で、十中八九俺達のことやろうなと少し申し訳なくなった。