こんなはずじゃなかった彼氏編(JW青×JW緑) (ページ39)

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青side

ブランコで遊びながらとも子ちゃんが男って知った理由を話した。
するとともは呆れたような顔で｢あのアホ…。｣と呟いていた。
重岡の事やろうな。笑
目に入ったからブランコにしたけど、数年ぶりに乗ると思いの外楽しくて時間を忘れて思いっきり遊んだ。

ﾃﾛﾝｯ

ともの携帯が鳴って、メッセージを確認したと思ったらバッと顔を上げた。

｢先輩！もう10時過ぎてますよ！｣

｢え！ほんまや、はしゃぎすぎたな…笑流石に遅いし、帰ろか。｣

｢…はい。｣

これ以上遅くなるとともの親御さんに心配かけてまうし、俺の終電もなくなってまう。笑
まだ一緒に居たい気持ちはあるけど明日も会えるからって無理矢理自分を納得させる。
もうすぐ出口。
どっちに曲がるんやっけ？って聞こうと思ってチラッと後ろを見たら、ともは下を向いてきゅっと口を結んでいる。
あああああ可愛いなもう！
我慢できずクルッと振り返り勢いに任せてキスをした

｢へ…。｣

｢そんな顔されたら、帰したくなくなるやろ…。｣

｢せ、せんぱ｣

｢ぅええええええええ！！！！？？？｣

静かな住宅街に誰かの大きな声が響く。
…聞き馴染みのある良く通る声や。

｢いいいいいいまなにを！！！？？｣

重岡よ。
傍から見たら一人でドタバタしてる変や人やぞ。
ダッシュで駆け寄ってくる重岡に、ともと二人、苦笑いした。