こんなはずじゃなかった彼氏編(JW青×JW緑) (ページ27)

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桃side

その日から、2人はぱったり話さなくなった。
お互い明らかに避けてて不自然極まりない。
流星に至っては今まで話さなかった様な女の子達とも仲良くするようになった。
その姿が、好きな人を忘れる為にやけを起こしてるみたいやった。

俺にはもうそれにしか見えなくて、もやもやが最高潮に達した結果、ひたすらネット記事を読み漁る、という行動に出た。

というか、ほんまにそうやったとして、2人を阻むものって何？
性別？世間の目？
それか…2人を邪魔する誰かが居るとか？
いやいやまさか…。

ん？

…あ、

俺じゃない…？

まって、うわ待って、有り得るやん！！？？
だって俺流星に恋愛相談してるんやもん！！！
相談されてる内に自分も気になり始めて好きになったとかよく聞くし、流星もその方式で好きになって、重岡も流星の事好きになって、でも元々俺の相談乗ってたから悩んでその結果身を引こうってなったとか…。

あ、ありえる…。

…じゃあ俺に遠慮して、俺に気ぃ遣って話さんようにしてんの？
俺が重岡の事好きやから流星は諦めようとしてんの？

俺が…。

俺が2人に悲しい顔させてんのか。

確かめよう。
携帯を手に取り流星とのメッセージ画面を開く。
いつもより大分時間をかけて文字を打った。
手が震えて上手く打てなくて、書いては消し書いては消しを繰り返した。
結局、直接話したくて｢明日話したい事ある。｣とだけ送った。

もし、もし本当にそうやったとしたら、俺はどうしたらええんやろ。

俺は、どうしたいんやろ。