こんなはずじゃなかった彼氏編(JW青×JW緑) (ページ24)

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青side

…やってもた。

これは完全にやらかした。

目覚めてすぐ昨日の事を思い出した。
あの子が家に来た事、看病してくれた事、家事をしてくれた事、そして、

キスをして、告白した事。

今までやって触れたいと思ったり好きやと思った事はあったのに何故か今回は我慢出来んかった。
激しく押し寄せてくる後悔と罪悪感。
あの子は純粋に心配して看病してくれてたのに、恩を仇で返す様な事をしてしまった。

謝りたい、けど…。
心配なのは…会ってくれるかどうか。
恋人でもないのにキスするなんか最低やん。
ましてや俺とあの子は男同士、気持ち悪いと思われても仕方ない。
もし誘って嫌やって言われたら？
会いたくないって言われたら？
…想像しただけで立ち直れへんくらいのダメージ受けそう。
でももしかしたら会ってくれるかもしれん。
いやっ、でも普通身の危険を感じて避けるよな？

いくら考えてもとも子ちゃんの気持ちやから答えはわからない。
うじうじ悩んでても仕方ない。
覚悟を決めて学校へ向かう支度を始めた。
至る所にあるあの子の気配には目を背けながら、家を出た。