こんなはずじゃなかった彼氏編(JW青×JW緑) (ページ22)

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青side

少ししてから、とも子ちゃんが戻ってきた。
トントンと肩を叩かれて寝返りを打つとお盆に美味しそうなお粥とプリンが乗っていた。
ありがとぉ、とお礼を伝えると少し微笑んでお盆を膝の上に乗せてくれた。

顔を見て元気が出たのか、少し邪な考えが浮かぶ。

病人やったら、甘えても許してくれるんじゃ…。
でも甘えてみて引かれたらいやや。
でもこんな時位しか甘えられへんで？
いやいやでも…

と自分の中で葛藤していると、とも子ちゃんが｢食べないんですか？｣と言いたげにこっちとお粥を交互に見る。
意を決して思いついた事を言ってみる。

｢…たべさしてほしい…んやけど…。｣

言ってる途中からめちゃくちゃ恥ずかしくなって最後はほぼ聴こえない位の声量になってしまった。
あの子は…
あぁ〜！！！めっちゃポカンとしてる！！！
更に恥ずかしくなって急いで訂正しようとした時、クスッと笑い声が聞こえた。
そして優しく微笑んで首を縦に振った。
やったー！！と叫びたくなる衝動を抑え、とも子ちゃんの方に顔を向けた。

結局、丸一日食べてないのもあって、お盆の上を全て空にするまでとも子ちゃんに食べさせてもらった。
お腹がいっぱいになり、段々とまた眠気が襲ってくる。
時計の針はもう21:00になりそうな所まで来ていて、そろそろ帰さんとなぁと思いつつ眠気に勝てなくて瞼を閉じた。