続こんなはずじゃなかった(JW桃×JW赤)

64 ページ21

緑side



赤｢はあぁぁぁああああ！？｣


キッチンでご飯を作っていると寝ているはずのしげの叫び声が。
何があったのかと急いで2階へあがりこっそり部屋を覗くと土下座をする先輩と先輩の前で目を見開いて訳が分からないという顔をしているしげ。
先輩はゴソゴソと携帯を取りだししげに何かを見せた。


そこから先輩による説明が始まった。






そういう事か…。
それなら辻褄が合う。
俺がほっと一安心している間にみるみる話が進んでいき、2人は無事くっついた。
良かったなぁ…！と感動していると、しげからお腹から大きな音が。
2人が出てきそうだったので先に部屋に入った。
もちろん一連の流れは見ていない体で。

だってちゅーしてるとこ見られてたってわかったら恥ずかしいやろ？


｢ご飯できたんやけど…てしげ！起きてたん？具合どう…？｣


赤｢ん、もう大丈夫やで！心配かけてごめんな…。｣


｢ほんまやで！しげ、ご飯食べてへんねやろ。｣

なんでわかんの！？って顔をしてるけどそんだけ急に痩せたらそらわかる。
のんちゃん先輩に言いたい事がちょっとあったので、しげには先に下に降りてもらった。


桃｢俺に言いたいことって？｣


｢…しげのこと、宜しくお願いします。｣


幸せで緩みきってた先輩の顔つきが少し変わる。


桃｢もちろん。一生大事にします。｣

少し笑った俺につられてか先輩も笑顔に。
しげのあんな顔二度と見たくない。
ずっと笑ってて欲しい。
だから…、
先輩をグイッと引き寄せこう告げた。




｢もしまたしげの事泣かしたら、許しませんからね。｣




唖然とする先輩を後目に、しげの待つキッチンへ向かった。

65→←63

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す