こんなはずじゃなかった(JW青×JW緑)

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赤side



青｢なんとなくわかってると思うけど、俺、昨日ともに告白して、ともにも好きやって言って貰ってん。｣


ともぉ！！？いつの間にそんな進展して…、


……ん？なんか言い方変ちゃう？


｢それは付き合ってるという事ですか…？｣


青｢それやねんけど…、実は、昨日好きやって言って好きやって言われてっていうのが嬉しくて、付き合って欲しいって言ってなかった事に気づいて…。｣


いやもうそこまで来たら付き合ってますでええやん！？
変な所律儀やな！

先輩はそこまで言うとクルッと向きを変え神ちゃんに目を合わせる。


青｢俺と付き合ってください。｣


神ちゃんは目をぱちくりさせた後嬉しそうに微笑んで


｢はい、こちらこそよろしくお願いします。｣


って顔を赤らめてた。


…………俺は何を見せられているのでしょうか？


2人のお付き合いが正式に決まった後、俺にされた諸々の説明は衝撃だった。
いや…最初から男って知ってたん！！！？？
俺の気苦労を返せ！！


とまぁ言いたい事は色々あったけど、隣で嬉しそうに笑ったり恥ずかしそうにはにかんだりしてる神ちゃんがいたから、俺はそれが嬉しくて、もう色んな事がどうでも良くなってた。


｢神ちゃん！！｣


そう言って神ちゃんに思いっきり抱き着く。


｢笑ってくれて良かった…！ほんまに、良かったなぁ…。｣


神ちゃんは不思議そうな顔をしてたけど、少ししてから俺の背中に手を回した。


緑｢俺も良かった…、もししげに引かれたりしたらどうしようって思ってた。家族と同じ位大切やのに、嫌われたらどうしようって。｣


｢嫌いになんかなる訳ないやん！なぁ、もし先輩に泣かされたりしたらすーぐ戻っといでや！？｣


青｢アホ。泣かさんわ。一生大事にするからな。それより、ハグ長いんちゃうか。｣


あからさまに不機嫌な顔で圧をかけてくる。
おぉ…これは所謂嫉妬では…？


｢あれあれあれ？先輩ヤキモチですか？束縛激しい男は嫌われますよォ〜〜？？｣


さっきのお返しと言わんばかりに神ちゃんをぎゅうぎゅう抱きしめて見せつける。


｢先輩と神ちゃんが付き合おうが俺と神ちゃんが幼馴染っていう事実は変わらんし、先輩が知らない神ちゃんを俺はめーーーっちゃ知ってますから！｣


煽れば煽るほどそれに比例して面白い位先輩の顔が不機嫌になる。
まってこれめっちゃ楽しいや〜〜〜ん！！！

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