【名探偵コナン】ワンコ系彼女2【ジン】

ポアロにて ページ28

そう俺はこの時を待っていた

そのために今日までジンからの重圧を耐えていたのだ・・



安室「Aさん！！」

A「は〜い？」


そう、上司のパワハラ密告である

Aさんは大学生でこういったものは悪だと何度も教授から教えられている真っ最中なはず

別にこれでまた仕事が増えてしまってもいい

ははは、最愛の彼女から怒られてしまえ！！


安室「・・最近ジンがパワハラしてくるんです・・」

A「・・・え？」

安室「書類仕事を1mさせたかと思ったら運転を5時間ぐらいさせられて・・・しかもその後集中力のいる仕事(暗殺)・・・」

A「・・・」

安室「終わったかと思ったら、新しい仕事・・・しかも勝手に期限も決めてくるんです！！」


どうだ、俺の迫真の演技は！

これは演技だ、本心じゃない

言いながらちょっと辛くなったけど泣いてはないぞ

泣いてないってば・・！



A「それ本当ですか？」

安室「冗談でこんなこと言いません・・隈もできてるでしょ？」



するとおもむろにAさんはスマホを取り出した

ふふふ。さぁジン怒られろ




A「もしもし」




・・思ったより効果はあったようだ

今まで聞いたことのないような声の低さでジンに問いかけている





A「バーボンさんにパワハラしたって本当」

『〜！！』

何を言ってるかは聞こえないがジンは焦っているようで何か伝えている




A「だからってそんな理由でバーボンさんにパワハラしていいの」







・・・・おっと、すこしばかり不穏な雰囲気だ

俺の予想では『こんなことしちゃダメでしょ、っめ！』ぐらいだったのだが



A「私そういう人嫌いって言ったよね」

『〜〜！！！？』

A「え、よく聞こえない」






やばい、これはやばい






安室「Aさん、そこまで怒らなくても大丈夫ですよ〜？」


A「・・・・しばらく顔見せないで」

『〜〜〜！！！！？？』

『ﾌﾟﾂ』





A「・・・あっ、すみません熱くなってしまって・・」

安室「・・・はははは」




数分前までジンからの復讐をどうかわすか考えていた俺に

『その前に再起不能になったジンの戻し方を考えろ』

そう伝えたくなった

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