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……あれ……、ここ、どこ？
あたりを見回すとお屋敷の……中？
……ラ！
………デレラ！
「シンデレラッ！聞いてるのッ!?」
耳を刺すような甲高い声。
振り向くとそこには
朝、私を指差した人たち…
「何度言ったら分かるのッ！」
「は、？」
「お母様、今聞きました!?
この女、さっきお母様に向かってはしたない言
葉を発しましたわ！」
「シンデレラのくせに生意気ねッ!!!」
「え、は、…え、シン……」
「はぁ!?何言ってんの!?」
「ついに自分の名前も分からなくなったの!?」
「いやあたし優菜で「お黙り!」
「え、」
「いいこと!?あんたはシンデレラ！
灰かぶりの汚いシンデレラよ！」
「……はぁ………」
「シンデレラ！私達はこれから舞踏会へ行くから
屋敷を掃除しておきなさい！」
「え、ちょ、待っ……
行っちゃった……」
……え、なに？
これは夢？
お話の中ではここで泣いて……
どうだっけ？
「シンデレラ！」
「え、永田さん…、？」
そこにはなぜか魔法使いの格好をした永田さん。
「私があなたを舞踏会ヘ連れて行ってあげるわ！
だからかぼちゃとネズミと……リストのもの持って
きて！」
言われたとおり持って行き…、
呪文をかけられて…、
「さぁ、乗ってシンデレラ！
12時までに戻ってきてね！」
「あ、はい！」
……ちなみに気のせいかはわからないけど、
馬が恭平と謙杜とお兄ちゃんに似ていた気がする
首にそれぞれのメンバーカラーの首輪つけてたし。
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作者名：cotton | 作成日時：2019年6月10日 20時
