裏方ヒーロー、見参。【ヒロアカ】 (ページ4)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,723 hit

裏方英雄０４ページ4

○◎○

｢へぇ｡つまりは､今のオールマイトには活動限界があって､理由としては､臓器他の半壊｡活動限界が迫ると自動的に痩せ細り､それが本来の､オールマイトの姿ってワケですか｣
｢ああそうだ､理解が早くて助かる!｣
｢す､すごい……｡僕なんてバカみたいに叫んだのに……｡｣

　これでも一応､大分驚いたんだけどな｡
　昔から感情の変化は疎いと言われてきたし､別に気にすることでもないが｡
　それにしても､個性が受け継がれているものだったとは｡今日一番の驚きだな｡

｢ちなみに緑谷少年は無個性だと聞いたが､臼井少年は――｣
｢すみません｡俺も､無個性なんです｡｣

　けろっとして言うと､オールマイトは驚いたように目を見開いた｡
あまり気にしてないのかい?と聞かれ､｢まぁはい｣とテキトーな返事をする｡
　どうしてとでも言いたげな目で緑谷が見てきたため､俺はこう言った｡

｢俺だってヒーローになりたい｡だけど無個性だと圧倒的に劣る｡ただそれは戦闘だけでの話だろ｡戦闘だけがヒーローの仕事じゃないし､寧ろ裏方である､情報屋､みたいなヒーローも必要だと思うんだ｡だから俺は勉強だけは頑張ったし､そりゃあ戦闘能力も並みの人間ぶんくらいには持った｡本当は雄英じゃなくたっていいんだけど､国立だから頭はいいはずなんだ｡ヒーロー向きではなかろうが､難しい難題校だから､一般企業に入社するのも容易い｡つまり何が言いたいのかと言うと､
俺は無個性だから(、、、、、、)ヒーローになれたっつーことを証明したいんだ｣

○◎○